やっと12月議会終えました。今朝こんなありがたい、ねぎらいのメールが入っていることを確認しました。
いっぺんで疲れも吹っ飛んだ思いです。
本会議、たいへん、たいへん、お疲れ様でした。
今日は時間がなくて、
別の作業をしながらインターネット中継を聞いていました。
何件の反対or賛成討論をなさったか覚えられないくらい…
佐世保市議会は山下議員の独壇場みたいなものですねー
あれだけの討論をなさるためには、どれほどの準備が必要か…
山下さんの能力と熱意に驚嘆させられてしまいました。
中でも請願51号に対する賛成討論は、とても素晴らしかった!です。
本当にありがとうございました。
今日はどうぞゆっくりお休みくださいませ。。
そのおほめいただいた請願51号の討論原稿です。
請願51号、石木ダム建設に関する検証を求める請願について賛成の討論を行います。
この請願は、石木ダム建設に反対、賛成を求めるものではありません。国の方針で、今までのダム建設計画を予断をもたずに、ほんとうに必要なものかどうか、他に代替案はないのかどうか、検証しようというこの機会に、誰もが納得できる公正な検証をやるためには住民代表や第三者、専門家などを参加させるべきではないかと、検討のあり方を求めたものでした。NHK報道によれば、6つの県の検証会議には、住民代表の参加が実現しております。長崎県でもその気になりさえすれば実現可能であったことを示しているといえます。
その点では、水特別委員長の配慮は請願者らの意図を尊重するという点で高く評価されると思います。検討会議が始まってからのこの審査は意味を失うとして、いっぱいいっぱい詰まった議会日程の中で、本来休会日の土曜日返上で12月4日に水特別委員会としての意思を決めるという運営を行われました。その見識はヨシとされなくてはなりません。
すでに検証が始まり、第一回検討の場が12月11日開かれました。請願者らが懸念するような事態になってきました。
構成メンバーは、県の桑原部長、朝長佐世保市長、山口川棚町長、一瀬波佐見町長の4人だけでした。
会議は、およそ客観的公正な、予断なき検証・検討とはよべるものではなく、まさに検討したというアリバイ作りのセレモニーでした。予定されていた2時間では足りないだろうと思われていましたが、30分も時間を余し、1時間30分で終わりました。実質議論らしかったのは、波佐見、川棚両町長から出された「何回ぐらいの会議になるのか」『最終のめどはいつぐらいになるのか』という質問ぐらいのもの。あとは検討主体といわれる長崎県のほうから、経緯や概況などが述べられただけで、どんな検証が行われたかなどまったく不明のままでした。
結論だけは明瞭でした。治水の再検討は必要がない。利水について言えば、「4万トンの新規開発量の必要性を認めた。その算出方法も妥当なものだった」というものでした。
その後、明らかになったのは、佐世保市が長崎県に回答したのが12月8日。どんなものだったかといえば、A4の一枚の回答文書だけ。4万トンがなぜ必要なのか、そんな資料はどこにもありません。12月8日以降、9日も、10日も、そして11日も、4万トンの根拠の説明資料もどんな算出方法だったのかも佐世保市は説明もしていません。であるのに、検討主体の長崎県は、11日の第一回の検討の場で「4万トン必要であることを認めた。算出方法も妥当だった」と結論をくだしたのです。
この三日間で資料なしに検証できることは絶対にできません。予断なき検証・検討とよく言えたものです。検証などまったくなしに、利水の観点でも石木ダム必要と結論付けたものです。いい加減県民を愚弄するこんなやり方はやめてもらいたい。
佐世保市は、平成19年度再評価推計値でもって、4万トンの必要量を説明しようとしていますが、それ自体過大な需要予測値であったことは、早くも実績値との比較で明らかになってきました。
また、その予測値ですら、いんちきです。負荷率を80.3にした一日最大給水量を推計するというやり方です。負荷率を小さく設定すればおのずと最大給水量は大きくなります。どんなに、いい加減なものか、根拠にしている平成19年再評価では、平成19年の予測では負荷率80.3に対し、実績は85.9、平成20年度は予測では80.3に対し実績値89.4、平成21年度は予測80.3に対し実績値90.1、こんなにも開きがあるのです。にもかかわらず、平成29年度においても負荷率を80.3に設定して、平成29年度における一日最大給水量を11万1410トンとはじき出しています。この数字がこれまた平成29年度一日平均給水量89462トンと推計していますが、(この数字自体がいい加減なものです、たとえば、現在の工業用水が2095トンしかないのに、6年後には2.4倍の5245トンになるなどを積み上げたものです。6年後に現在の佐世保の工業水準が2倍以上になるなど希望的観測でしかないことは明白です)。その根拠のほとんどないといってよい、一日平均給水量89462をまたしても、これまた根拠がないことの実証済みの負荷率80.3で割り戻した数字でしかありません。こんな重ね重ねの水需要の過大予測値が11万1410です。そうすれば安定水源は7万7000トンしかない、したがって約3万4000トン不足するから、4万トンの新規開発が必要になるという算出方法です。
なぜ、平成29年度の一日平均給水量が89462トンになるのか。現在平成21年度実績は74277トンでしかありません。どうして6年後に1万5185トンにも増えるのか。
どうして平成21年度負荷率が90.1なのに80,2という低い数字をあえて設定するのか。
さらに、必要数量は一日平均給水量を基準にすべきです。一日最大給水量を基準にすることは費用対効果からみても現実的ではありません。ある日さまざまな要因の組み合わせで突発的に給水が増えることあるでしょう。それが一年365日のうち最も給水を要した量それが最大給水量です。ちなみにこの12年間、佐世保市水道局が求める日量11万トンではなく、それよりも1万トンも低い10万トンに達した日数はわずかに2日だけ、4320日のうちの2日しかないのです。昨年は日量7万トン台が346日、残り19日も8万ちょっとだけの数量にしかすぎません。
これに対し、水道局長は電力を引き合いに出しました。とんでもありません。確かに電力は最大に備えなければたちまち不都合が生じますが、給水の場合、1日だけ突発的に11万トン必要になったとしてもそれを供給する浄水施設能力さえあれば、他に貯水があるわけですから何の問題もありません。
問題なのは、こんな当たり前の疑問を素人の私たちが検証するのではなく、検討主体の長崎県がやるべきなのです。共同事業体の佐世保市水道局自体がやるべきなのです。
算出方法の疑問にまったく答えていないし、検証すらもしていません。ダムを市といっしょに進めてきた長崎県や自治体だけでは、こんな結果になることが想定されただけに、誰が見ても客観的な検討の場にしてもらいたいというのがこの請願でした。
国から検討基準も示し、「予断なく検証せよ」との通知があったのが、9月28日、佐世保市が新規開発量4万トンを県に回答したのが12月8日、そして検討結論を出したのが12月11日、まともな検証していないではないか、という私の指摘に対し、水道局長はそれ以前に、つまり今度の県党の始まる以前に、平成19年再評価資料をもとに算出方法など検証されたのでしょうという委員会答弁(12月13日)でした。それはまさに検討以前の結論、予断をもった検討以外の何物でもないではありませんか。
予断をもって検討しませんなどというウソもやめてもらいたい。
こんなでたらめな検証でもって、石木ダム必要性をでっち上げていちばんの被害は県民市民石木住民です。どういうことになるでしょうか。わかっただけでもすでに136億もの税金を投入し、さらにこれから149億円もの税金負担を背負い込ませようとしているのです。
石木住民の基本的人権を蹂躙してよいのでしょうか、貴重な自然環境を破壊してよいのでしょうか、財政難に直面する、長崎県政、佐世保市政のすすむべき方向をゆがめていいのでしょうか、これらが問われ、正しい解決策を示すのが、行政を監視しチェックすべき議会が果たすべき役割ではないでしょうか。4万トンの必要性をでっち上げ、県民、市民を欺くこの数字のでたらめさを撤回し、県民、市民に謝罪することを強く要求します。
そのことを訴えて賛成討論とします。