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2009年12月12日

「核密約の実効性はない」「核抑止力と非核三原則は矛盾しない」など新たなごまかしが始まる

はじまった新たな策動
核密約の存在を認めざるを得なくなりました。それでは、これから米艦船の入港にどう向き合うのか。すでにキャンベル米国務次官補は、9月18日、「(核密約は)基本的に過去の話だ」とし、「この問題が日米関係の強固さを損なわないやり方で処理されることを強く求める」と言明。日本の歴代政権下で築かれた良好な日米同盟関係に悪影響を与えない形で、日本で政治争点化した核密約問題の決着が図られるベきだとの考えをのべ、早くも密約問題が大問題になることを見越し、新政権への圧力を加えていました。
この流れにそって、早くも政府は、「すでに米艦船には核兵器搭載はないのだから、核密約の実効性はない」と言い出し、「核抑止力は、通常戦力と核戦力との総合的なもの。したがって核艦船の入港、通過など日本の領土内への核兵器がなくても、核抑止力は機能する」などと、「核抑止力と非核三原則は矛盾しない」などの見解を述べ始めました。
いずれにしても、核密約破棄に世論が傾くことを未然に防止しようというもの。
屋上屋を重ねる国民騙しの策動を許してはなりません。

2009年07月10日

ステレス設計の揚陸艦が佐世保寄港

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立神岸壁に接岸、敵のレーダーに捕捉されにくい特性があるステルス設計の米海軍強襲揚陸艦ニューオーリンズ(2万5300トン)が8日、佐世保に寄港し、現在(7月10日)立神岸壁に接岸 。メンテナンスなどの作業を行っています。
ニューオーリンズは、ステルス設計のほか、従来型に比べ大型化し輸送能力が向上したサンアントニオ級艦の2番艦。2007年就役し米サンディエゴが母港。エアクッション型揚陸艇(LCAC)2隻やヘリコプター4機を搭載できるといわれています。
 米海軍は、現在佐世保に配備している揚陸艦デンバー(1万7000トン)にとってかわりこのニューオーリンズを佐世保に配備させるのではという見方もあります。

2009年05月13日

窃盗事件に対し、いしがき女性9条の会が謝罪と真相究明要求

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写真は、市長も地元住民もこぞって入港反対を表明していたのに、強行入港しただけでなく
横断幕窃盗事件まで引き起こした掃海艦パトリオットとガーデイアン

いしがき女性9条の会が米海軍佐世保基地司令官に謝罪と真相解明求める

米海軍佐世保基地所属の掃海艦2隻は、4月3日から5日にかけて、沖縄県石垣港に地元反対の声を無視して入港を強行しました。その間、いしがき女性9条の会所有の横断幕(「NO WARSHIP いしがき女性9条の会」と記されている)窃盗事件を引き起こしました。

同団体は、これに抗議して「横断幕窃盗事件の謝罪と真相究明を求める」書簡を、4月11日佐世保基地司令官に送付していました。しかし、今日に至るまでなおだんまりを決め込んでいます。そこで同団体は5月12日、再度の書簡を送っています。

その内容は

「今回の事件は、これまでの経過から米兵による悪質な計画的、組織的犯罪であることは明瞭です。にもかかわらず、あなたの配下にある海軍兵士の犯罪についてあなたや館長、当該兵士から謝罪もなく、また米軍捜査当局による事件究明の報告もされておりません。窃盗は、日本の法律では重大な犯罪です。米海軍ではこのような無法が許されるのですか。私たちは、こういう事態を看過することはできません。」とずばり問題の本質に迫っています。そして

「重ねて、謝罪と犯人の八重山警察への出頭・身柄の引渡しなど真相の究明を求めます。2009年5月19日までに返答がない場合は、私たちは法的手段も含め厳しく対応することを表明します。」と期限を切った回答を迫っています。

2009年04月27日

日本側の捜査の結末はどうなったのか

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弾薬不法投棄事件で米兵に無罪
昨年10月27日、発生した米軍兵士による大量の銃弾持ち出し、不法投棄事件に対して米軍特別軍法会議は無罪にしました。

いったんは捜査に着手、
3300発もの銃弾を不法投棄した事件で、佐世保署と長崎県警刑事総務課は、昨年12月19日、2米兵を火薬取締法違反(不法所持)と器物損壊の疑いで書類送検していました。12月議会で、「なぜ日本の警察は捜査しないのか」と追及した直後のことでした。
しかし、今度明らかになったことは、米軍は無罪、日本側捜査は断ち切れということです。
日本の主権はどこに行ったのでしょうか。

あまりにも米軍言いなりの国、佐世保市の態度
国や佐世保市の言い分は、「公務中だから」などと米軍の一方的発表をうのみにした消極的態度に終始していました。
「夜の夜中に単独で、大量の銃弾を針尾から前畑、そして赤崎へと基地施設を出たり入ったりする米軍のこうむというのがありうるのか。公務中をでっちあげして、日本側の一次裁判権行使を免れるためだったのではないのか」と追及していました。(12月9日、一般質問)
こうした中で、日本の捜査当局が、国内法違反として捜査を展開し、書類送検まで行ったことは、米軍が公務中と言い張っている中で、また他の事案に対するこれまでの警察の対応や国や佐世保市の及び腰と比較するなら、がんばっていると言えます。それでも、なお米軍の公務中という主張を突破する毅然とした姿勢が感じられないのは残念です。ことは国家主権の問題、市民の安全安心にかかわる問題です。徹底した捜査を貫くべきです。

12月9日一般質問の内容は以下の通りです
(銃弾不法投棄事件について)
1、 市長の問題意識を問いたい、事件の真相は明らかになったと思っているのか。もう正すべきものは何もないと思っているのか。ただすなら何をただそうと思っているのか。
① マスコミがスクープしなかったら、この事件は闇の中になる可能性があった。なぜ知った時点で公表しなかったのか。事件の重大性への問題意識が欠如していたのではないのか。
② 公務中というが、夜中に米兵単独で、針尾から前畑、そして赤崎へ銃弾3300発を持ち運ぶという米軍の公務というのがあるのか。そんな物騒な仕事を米軍は日常的にやっているのか。そうではなく、公務中であれば、地位協定第17条で日本側にある第一次裁判権を避けるためのでっちあげではないのか。
③ 公務中ということになると、いよいよ弾薬・銃弾のずさんな管理補完体制が問われることになる。公務中ですら、いとも簡単に銃弾が市民生活の中に持ち出せるのか。誰に手渡るかも不明という物騒な話になるではないのか。
④ 大量の銃弾をもったまま、市民生活に持ち込むことは犯罪。なぜ警察は動かないのか。第一次裁判権を放棄していたという重大な密約文書が明らかになりました。この密約にそった今回の日本側の態度ではないのか。
原潜入港問題、米兵事件などから、佐世保市民の安全・安心を確保したいのに、それがはばかれている。立ちはだかっているのは、安全・安心のために国民を代表して米政府に要求すべき日本政府が本来の役割を投げ捨ててしまっている、逆にアメリカの言うがままに自治体と住民にウソまで付いてアメリカの代弁を行っていることが明らかになった。
また、自分たちが、国民には隠れてこっそりと密約まで交わしている、このことが佐世保市民の安全・安心を根本から日常的に脅かしていることだ。市長が市民の安全・安心第一というのであれば、政府に対して密約の公表を迫るべきだ。

2009年04月05日

タイムリーな生協労連の憲法交流会の企画

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参加者の方との記念撮影。弓張山頂にて。

逆に励まされた生協労連の基地調査
生協労連の皆さんが、4日、5日佐世保において、第二回全国憲法交流会を開かれました。
4日は、佐世保基地調査行動、5日は小森陽一先生による記念講演「活かそう憲法~憲法9条の生きづく社会って? 平和と人権」が中心的内容となっていました。
おりしも、武力行使に道を開くソマリア沖への自衛隊海外派兵、北朝鮮のロケット発射問題を最大の口実にした、MD防衛構想の初の実戦訓練など、憲法の平和原則をいっそう形骸化する動きの中での、タイムリーな企画でした。
明日は、市田演説会という中ではありましたが、生協労連のみなさんのせっかくの企画になるだけお役に立とうと、平和委員会の人たちと、協力して基地案内をさせてもらいました。
雨も降る中での案内でしたが、「基地増強の実態と今こそ憲法守る課題が大切なことがよく理解できました」などの感想を寄せていただき、ホッとしました。

2009年03月27日

初の「破壊命令措置」に出動直前の2隻のイージス艦

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写真は、海自基地神桟橋で出動準備するイージス艦「こんごう」(左側)と「「ちょうかい」(右側)
27日撮影。

初の「破壊命令措置」に待機する佐世保基地のイージス艦
27日、政府は、北朝鮮がロケット発射の動きを見せていることに対して、「破壊命令措置」を安全保障会議で決め、浜田防衛大臣は海自に対し命令を発令しました。
迎撃能力をもつ佐世保基地配備の海自イージス艦「こんごう」と「ちょうかい」は命令を受けただちに展開できるように準備を整えています。
両イージス艦はSM-3を搭載し、その実験を昨年と一昨年実施し、「こんごう」は成功、「ちょうかい」は失敗した経験を持っています。
これから二隻のイージス艦は日本海に展開し、北朝鮮のミサイル発射に備えるといいます。
太平洋側には、イージス艦「きりしま」を展開させ、こちらのほうは迎撃ではなく情報収集の任務にあたらせるといいます。

自制求める外交努力こそ
今日本政府に求められているのは、このような軍事的対応で身構えるということではなく、北朝鮮に対し、ロケット発射を自制することを強く迫るあらゆる外交的努力を尽くすことです。

2009年03月26日

緊迫する佐世保基地

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写真は、25日赤崎岸壁に接岸している米海軍イージス艦チャフィー。後方は強襲揚陸艦エセックス。

23日には、米海軍は佐世保基地に「人工衛星」として北朝鮮がロケット発射準備とみられる動きを進める中、ミサイル防衛(MD)対応艦を含む米イージス艦三隻を寄港させました。 三隻はいずれもミサイル駆逐艦で、MD対応のカーティス・ウィルバー(八、四二二トン)=母港・神奈川県横須賀=とジョン・S・マッケーン(同)=同=のほか、チャフィー(九、二一七トン)=母港・米パール・ハーバー=。

一方、立神桟橋には、海自イージス艦「ちょうかい」や「こんごう」らの姿も見えます。北朝鮮の国際世論に挑戦する、ロケット発射計画など許しがたいものです。これを最大限利用して、MD構想を推進しようとする日米両政府の態度も腹ただしい限りです。
地元に住む人間として、危険なMD構想に重要な基地として強化されていくことも我慢できません。


2009年03月01日

ステニス抗議集会に150人参加

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3月1日、松浦公園で原子力空母ステニス佐世保入港抗議集会が開かれました。県内各地から約150人ぐらいでしょうか、かけつけてこられました。この熱意には心から敬意を表したい、どれだけ現地を励ましてくれることでしょう。
衆議院の赤嶺議員が連帯挨拶。いつも最新の情勢報告には勇気をもらえて感謝しています。
沖縄、岩国、横須賀などのような強い運動の高まりを早く実現したいものです。

集会での現地からの発言要旨
原子力空母ステニスは、イラクやアフガンの人々の血にまみれた、醜悪な格好をした巨大な姿をさらし、27日午前9時45分に佐世保に入港してきました。
私たちは、満身の怒りを込めて、ステニスは佐世保に来るな、ステニス帰れの抗議のシュプレヒコールをあげました。
これで4年連続です。
佐世保に初めて入港したのは1968年ベトナム戦争のさなかでした。以来40年経過しました。今回で11回目です。大きな特徴は2000年以降7回と近年集中しています。さらに昨年2月二ミッツが入港。7月にはレーガン、そして今回ステニス、半年ごとに入港を繰り返すというただならない事態になってきました。
これは艦隊対応計画にそった、まさに佐世保を原子力空母の準母港化そのものです。
こうなりますと佐世保の基地はどういうことになるのか。もともと燃料、弾薬の巨大な補給基地です。
加えて、強襲揚陸艦エセックスを中心にした遠征攻撃部隊が配備され、これに空母打撃部隊の準母港化ということになれば、これほどの軍事的に重要な基地がほかにどこにあるのだろうかと思える状況になりました。
さらに海外派兵の中心的役割を担っている、またミサイル防衛構想を担うイージス艦も集中的に配備されています。日本版海兵隊ともいわれる西部方面隊普通科連隊まで置かれているという現実は、ただならない日米共同の出撃拠点になっています。
それは、まさに米軍と一体になって戦争する国づくりのために憲法9条改悪を日本国民に迫る衝動を強めているのです。

それだけに佐世保における、日米軍事同盟なくせ、9条守れの世論と運動は極めて重要な意義をもっています。
さらに、佐世保市民の安全にとっても重大になっています。昨年原潜ヒューストンの放射能漏れ事故が明らかになりました。安全神話は完全に崩れ去りました。いつ深刻な核災害がもたらされてもおかしくないという状況のもとで、半年ごとに原子炉2基を備えた空母が入港する、その間に原潜も入港するということになります。

基地に反対する人はもちろん、賛成する人も、共通しているのは、「核事故はごめん」というものです。核事故から市民の安全を守れ、安心して暮らせる佐世保であってほしい、全市民が一致できる要求です。安心の要求実現の世論と運動広げていくために全力あげて頑張る決意を申し上げ、現地からの発言とします。

2009年02月27日

4年連続の原子力空母佐世保入港

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原子力空母佐世保寄港反対緊急集会

米海軍原子力空母ステニスが、27日長崎県佐世保港に入港しました。入港目的は、「乗り組み員の休養、艦の補給・維持」とされ、来月3日まで滞在の予定。
地元平和団体の代表20人が、緊急の抗議集会を佐世保港の入り口に位置する野崎町県道で行いました。
午前9時45分、ステニスの巨大な姿が、港口にあらわれると参加者はいっせいに、「ステニスは佐世保に来るな」「ステニス帰れ」と怒りのシュプレヒコールをあげました。
集会では、山下千秋佐世保原水協理事長が、「原子力空母佐世保寄港は4年連続。昨年2月からは半年に一回。3回目の入港。佐世保が原子力空母の準母港として深く米世界戦略に組み込まれようとしている。腰を据えた基地強化反対の運動を強めよう」とあいさつ。畑田三郎県平和委員会事務局長、内田武志県安保廃棄実行委員会事務局長らも次々マイクを握って、「空母が佐世保に入れば、福岡、鹿児島の民間港に空母の随伴艦船が入港するなど日本全土がアメリカの戦争に利用される。連帯して米軍再編強化に反対しよう」などと訴えました。3月1日には県民抗議集会が同市松浦公園で開催されます。

2009年02月14日

ステニスは27日入港、1日に反対集会予定

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写真は04年8月佐世保に入港するステニス

米原子力空母ジョン・C・ステニスが2月27日に佐世保に寄港、3月3日出港する計画が明らかになりました。
佐世保原水協、平和委員会では、27日入港当日、3月1日(日)抗議集会などを行うことを確認しました。原子力空母の佐世保寄港は4年連続となります。西太平洋空母2隻体制という米海軍戦略にそって、「佐世保の空母準母港化」が着々と進められていることを示しています。
90年代、空母寄港は5隻、うち原子力空母は1隻。しかし21世紀に入って2年1回のペースに、そして04年以降はほぼ年1回のペースに。しかもそのほとんどが原子力空母でした。明らかに西太平洋に2隻の原子力空母を常時展開するための準母港化を狙った地ならしです。
最近の空母佐世保入港状況
02年8月、
原子力空母レーガン
04年8月、原子力空母ステニス
06年5月、原子力空母リンカーン
06年11月、空母キテイホーク
07年2月、原子力空母レーガン
08年7月、原子力空母レーガン
ジョン・C・ステニス満載排水量10万2000トンの原子力空母で2004年の8月にも佐世保に入港しました。アメリカ海軍の公式ホームページによりますとステニスは、「定期的に予定されている西太平洋での展開のため」今月13日にワシントン州の母港を出港しました。そして17日には、サンディエゴの基地で乗員約4800人とおよそ70機の航空機を乗せたということで、来月下旬佐世保に入港する予定です。ステニスは、およそ半年間西太平洋に展開すると見られています。

2009年02月02日

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豊富な経験交流、九州・沖縄原水協学校
1月31日、2月1日の両日、長崎市で九州ブロック原水協学校が開かれました。鹿児島大木村教授、兵庫県原水協事務局長梶本氏の講演は、これからの運動に大きな力になるものでした。
また各県からの情勢と取り組みの経験交流は、「なるほど」と学ぶものがたくさんありました。川口さんのマレーシアでの原爆展示の活動報告も貴重なものでした。被爆の実相が伝われば世界の人々の意識が一気に変わるということを教えてくれました。
いずれにしても来年NPT再検討国際会議に向けた1200万署名達成めざす被爆国日本の運動の重要性が確認された原水協学校になりました。
どうやって佐世保での署名を広げてゆくのか、大きな宿題が残りました。

2009年01月31日

「負の遺産には力を入れない」胸に突き刺す一言

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降りしきる雨の中、引き揚げ記念碑の前で、

明と暗、史料館(海自)と資料館(引き揚げ)
韓国・ソウル大学の先生ら4人の調査・視察は、二日目も精力的にすすめられました。その旺盛な探究心は驚きでした。同時にその姿勢に大いに学ばされたものになりました。
海自の広告塔
海自史料館は7階建て、案内設備はポイントポイントで特別の説明が動画で行われています。専門の案内人も何人も配置されています。たくさんの展示物もあり、丹念に見たら3時間4時間は優に超しそうです。佐世保市の観光スポットに入れ込んであり、この日も他県の観光バスもきていました。戦前戦後の佐世保の戦争にまつわる歴史展示物が要領よく配置してありますが、貫かれているのは、国防の大事さ、日米安保、海自のはたしている役割がこれでもか、これでもかと押し付けられてきます。年間10万人を超すという入館者、間違いなく、一つの意識が刷り込まれてゆくことになるでしょう。
一級品の歴史的遺産
一方、浦頭の引き揚げ記念館。私たちが行ったときは、来館者は誰もおられず、ガイドの平田さんだけでした。韓国・ソウル大学の先生方を紹介すると、当事者だけに生々しい体験を交えた案内をしてくださいました。先生らも矢継ぎ早の質問、資料の解説を求めていましたが、平田さんは、ていねいに答えておられました。
平田さんも80歳を超えたとおっしゃっておられましたが、語り部の方は皆ご高齢になり、誰がこの貴重な仕事を継がれるのでしょう。特別の努力が求められていると痛感。しかも急がれると思いました。
それにしてもこんな悲惨な体験は2度と繰り返してはならない、139万人の方が難民として引き揚げてきた、歴史的遺産としては一級品の記念館です。しかし、国も市も、海自史料館には力を入れるが、この平和資料館はなおざりです。「負の遺産には力を入れたくないのでしょう」彼の一言が胸に突き刺さりました。
韓国・ソウル大学の先生方は、今後の交流のために平田さんとの名刺交換といくつかの資料提供などの約束を交わされていました。

2009年01月30日

韓国・ソウル大学教授らの基地視察をサポート

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写真は佐世保市職員から熱心にレクチアを受ける一行

韓国・ソウル大学教授ら4人が佐世保米軍基地視察
29日、30日の両日の予定で、韓国・ソウル大学教授ら4人が、米軍佐世保基地などの視察のために佐世保を訪問。
29日は、さっそく佐世保市基地政策局職員からの現状レポートの説明を受けました。特に関心を寄せてい
たのは、米軍基地の実態がどうなっているのかということはもちろんでしたが、地域経済にどんな影響をもたらしているのか、ということでした。もう一つは、この現状に対して、市民、平和運動がどのような向き合い方をしているのか、ということ。とりわけ、被爆地ナガサキ(核廃絶)の運動と米軍基地撤去の運動が結び付いたものになっているのかどうか、ということにありました。
30日は、こうした現状のもとで、佐世保市がどのような地域経済活性化のプログラムをもっているのか、これまた佐世保市担当者からのレクチアを受けることになっています。

2009年01月23日

入港回避要請を無視、しかし田上市長らの努力は必ず実

米国艦船「ブルーリッジ」の長崎港寄港に関する長崎市長コメントコメントによると、本日(23日)長崎港管理者の長崎県から、媒介郡第七艦隊旗艦「ブルーリッジ長崎寄港が決定したという連絡を受けた。
この間、田上長崎市長は、1月15日には外務省に、1月23日には米国福岡領事館を提出し米艦船長崎寄港回避要請をした。
しかし、被爆地の声が全く聞き入れなかったことに対して、特にオバマ大統領の就任した直後で、核兵器廃絶への米国政府への期待が高まっていたのに、はなはだ遺憾。という趣旨の内容になっています。

市長の入港回避要請行動は重要、
被爆地の市長のこの要請行動は、米国政府、日本政府にとって大きな圧力になったことは間違いないでしょう。最初の連絡が1月8日、その間の市長の行動があり、正式決定が23日にずれ込んでいることにも、彼らの戸惑いを見る思いです。
被爆地の声を代表した田上市長の行動は大いに評価されるべきでしょう。聞く耳を持たぬ米国政府、そのアメリカ言いなりの日本政府の外交姿勢。厳しく批判されるべきでしょう。

それにしても情けない長崎県の態度
長崎県は港の管理者です。直接入港拒否できる立場にあります。当事者からの権限を発揮して被ばく県民の願いにこたえるべきです。
現在の管理条例からも十分入港拒否できる根拠の持ち合わせはあります。薄弱だと思うのであり、本当に核持ち込みノーという立場に立つというのであれば、神戸市のように非核証明書発行を義務付ける条例を制定すればよいことです。

地球上からの一切の核兵器をなくす、絶好の歴史的チャンスを迎えています。被ばく県民がその運動の先頭に立つべきです。

2009年01月18日

関心の高かった原子力艦学習会

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原子力艦そのもの存在が危険
17日、原子力の研究者野口邦和さんを招いての学習会が成功しました。佐世保市平和委員会が主催したものです。畑田さんや篠崎さんや安田さんらが奮闘したことと、市民の間でも関心が強かったことによるものでしょう。
市議や行政関係の人、また労組のかたなど従来の枠をこえて広範な分野からの参加がありました。
野口先生の話も運動の方向に確信をもたらす内容でした。地元でも著名な軍事研究者も「たいへんためになった。わかりやすくいい話でした」と感想を述べてくださいました。
フアクトシートについて「短い文書の中で、25回も「安全」という言葉を使うなど安全宣言書になっているが、何も裏付けるデータなど示されておらず、安全を専門的に検証できるものではない」
さらに、「事故は一回も起こしたことはないと言っているが、ホノルルの放射能漏れ事故など実際に引き起こされている事実とあきらかにちがう」と指摘され、信用できないきっぱり。
以下話の骨子は以下の通りです。
米原子力軍艦 何が問題か
日本大学 野口 邦和

1.原子力軍艦は深刻な事故を起こすから危険なのか
*「動く原発」という表現は本質を捉えているか → 「動く火発」ならよいのか!
*安全な原子炉ならよいのか
*地域限定型の反対運動にならないか
*原子力空母は海上出撃基地、最強の海軍兵器だという視点を持とう
*先制攻撃戦略・殴り込み戦略の拠点としての米軍基地機能を強化するもの

2.合衆国原子力軍艦の安全性に関するファクトシート(2006.4.17)について
*本質は根拠のない無責任な「安全宣伝」文書
*実証的なデータはなく、真偽を確認できない
*有益な情報が含まれていることも確か

3.放射能のはなし
*放射性物質、放射能、放射線を区別しよう
*原子炉内放射能 → ふろおけ理論
*熱出力と放射能の強さの関係
*原子炉内の放射性物質の量が正確に評価できない

4.シビアアクシデントが起こったら
*米軍・米政府は事故情報を迅速に日本側に通報するか ← これが一番問題だ
*原子炉事故時の人的被害見積もりは難しい
*原子力軍艦の原子炉と商業炉との違い

5.原潜ヒューストンの放射能漏れ事故
*在日米国大使館を通じて外務省に通報 → 外務省が発表
*2006年6月から2008年7月まで放出
*漏えいした放射性物質(放射性コバルト)の量は極めて少ない
*どういう放射性物質がどれだけ放出されたか、なぜ2年以上も漏えいに気づかなかったかなど肝心なことは通報されず、要するに米軍・米政府の一方的な通報を信用しろというもの

6.おわりに
*問われているのは、日本の安全保障を冷戦型の日米安保体制に依拠するか。
*問われているのは、国際紛争を解決する手段として武力による威嚇または武力行史を永久に放棄した憲法を有する国民のあり方。


2009年01月15日

原子力艦学習会成功をめざし、街頭宣伝

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「原子力艦は安全か」学習会参加を呼びかける街頭宣伝が行われました。平和委員会の畑田さんらが、佐世保市内中心街で学習会案内のチラシを配布しながら、マイクで「米国も日本政府も原子力艦は安全だと強弁しています。ほんとうにそうでしょうか。この機会に専門家の話を聞いてみてください」と訴えました。とても寒い中でしたが、「頑張ってください」と激励くださる市民もおられました。

2009年01月14日

客観的に知りたい、原子力艦の安全性(危険性)

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知ってもらいたい、知っている人はいっそうの確信に
佐世保市平和委員会がよびかけている「原子力艦の安全性(危険性)についての学習会」が迫ってきました。今朝の長崎新聞が案内の報道がありました。
基地賛成、反対を超えて、「原子力艦による放射能被ばくなど絶対に嫌だ」これは共通の思いではないでしょうか。
米軍や日本政府の一方的な安全宣伝がまかり通っています。
米国政府が安全性の最大の根拠にしているフアクトシートの欺瞞性が客観的に専門的な立場から解明されることでしょう。
安全の虚構によって、佐世保市民の生命・健康、自然環境などが土台からおびやかされているとしたら、こんな不合理を是正させることこそ大人の責務ではないでしょうか。

2009年01月01日

2009年1月1日の佐世保港、

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矢岳町ポイントから。米軍専用岸壁の後背地はすっかり埋め立てが終わっている。

2009年1月1日の佐世保港
小雪交じりのあいにくの朝になりました。およそきれいな初日などのぞめませんでした。それでも現実の佐世保港を確認しておきたいと思って、あれこれとポイントを探しました。烏帽子、弓張、船越、万津など考えましたが、結局矢岳町から撮影しました。

希望の年に
貧困と格差を広げ、あげくは無慈悲な派遣切りで、大企業さえ儲ければ暮らしもよくなるとした「新自由主義」は破綻しました。反撃の労働者の闘いも始まりました。
なんでもアメリカにつき従っていけばという路線も、揺らぎ始めました。希望の年といえそうです。

現実の姿
しかし、眼前には、イラク国民を虐殺した強襲揚陸艦エセックスなど、攻撃遠征軍を構成した血まみれの米軍艦船が、その英気を養うかのように米軍専用桟橋に横たわっています。放射能漏れ事故を引き起こす米原潜接岸地の赤崎岸壁もなにごともなかったかのようなたたずまいです。日本警察官をひき逃げした米兵は、基地に逃げ込みいまだに特定もされていません。
我が国の海外派兵の突破口を担い、その後も今日までインド洋派兵の中心的役割を担った海自護衛艦部隊も黒々とした姿を横たえています。


市民の安全が、米軍基地と米兵によってこれほど脅かされているというのに、政府も住民代表の自治体も議会もここにメスを入れることになお腰が引けています。
9条改悪に直結する海外派兵ノーもまた言えない現実があります。

それでも変化の兆しが、さっそく初詣の市民に連帯のあいさつを

だが、昨年末の一年を振り返る特集番組に私がしばしば登場させてもらいました。また佐世保の有力な政財界任意の団体の学習会講師に招かれるという初めての出来事もありました。この現実を変えなければという世論が着実に芽生え始めていることと無縁ではないと思います。この流れを、佐世保市民の中で広げてゆきたいと深く心に刻み込む2009年1月1日を迎えました。総選挙と、佐々町議選挙、平戸市議選挙、地元佐世保での党勢拡大、住民運動前進に役立ちたいと思います。
さっそく、初詣の人たちに日本共産党からの連帯のご挨拶にでかけます。

2008年12月27日

またしても基地増強には協力

際限ない基地増強、ハウステンボスと佐世保市が針尾地区隣接地の提供同意 米海軍住宅建設用地に

 米海軍の新しい住宅建設用地として米政府が日本に提供を求めている佐世保市の針尾住宅地区の隣接地約3万6000平方メートルについて、所有者のハウステンボス(HTB)と佐世保市が提供に同意したという報道がありました。
 隣接地の内訳はHTB駐車場約3万1000メートル、市有地(市道など)約5000平方メートル。8月に開かれた日米合同委員会施設分科委員会での打診を受け、ハウステンボスは11月に、佐世保市は今月18日に同意したとのことです。今後同委員会での合意を経て土地代や建設計画などが協議される見通し。
 現在の市有地は住宅用地になり、ハウステンボス側に付け替えの市道が造られる計画。20日に内示された2009年度予算の財務省原案で市道の付け替え費用約3億円が認められています。

米軍佐世保基地増強につれて、またしても針尾米軍住宅用地が拡充されることになりました。最近だけでも、米軍事故事件は相次いでいます。ひき逃げ米兵はまだ特定されていません。銃弾不法投棄事件では、不起訴にしてしまいました。米原潜ヒューストン放射能事故もまた、何らのおとがめなし。こうしたことは決着も付けないまま、増強に関しては、政府も自治体も協力し続ける、あまりの米軍言いなりはストップせよ。

2008年12月20日

当たり前だが、よく頑張っている佐世保署と長崎県警。

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当たり前だが、よく頑張っている佐世保署と長崎県警。

3300発もの銃弾を不法投棄した事件で、佐世保署と長崎県警刑事総務課は、19日、2米兵を火薬取締法違反(不法所持)と器物損壊の疑いで書類送検しました。
12月議会で、「なぜ日本の警察は捜査しないのか」と追及したばかりでした。
あまりにも米軍言いなりの国、佐世保市の態度
国や佐世保市の言い分は、「公務中だから」などと米軍の一方的発表をうのみにした消極的態度に終始していました。
「夜の夜中に単独で、大量の銃弾を針尾から前畑、そして赤崎へと基地施設を出たり入ったりする米軍のこうむというのがありうるのか。公務中をでっちあげして、日本側の一次裁判権行使を免れるためだったのではないのか」と追及していました。(12月9日、一般質問)
こうした中で、日本の捜査当局が、国内法違反として捜査を展開し、書類送検まで行ったことは、米軍が公務中と言い張っている中で、また他の事案に対するこれまでの警察の対応や国や佐世保市の及び腰と比較するなら、がんばっていると言えます。それでも、なお米軍の公務中という主張を突破する毅然とした姿勢が感じられないのは残念です。ことは国家主権の問題、市民の安全安心にかかわる問題です。徹底した捜査を貫くべきです。

12月9日一般質問の内容は以下の通りです
(銃弾不法投棄事件について)
1、 市長の問題意識を問いたい、事件の真相は明らかになったと思っているのか。もう正すべきものは何もないと思っているのか。ただすなら何をただそうと思っているのか。
① マスコミがスクープしなかったら、この事件は闇の中になる可能性があった。なぜ知った時点で公表しなかったのか。事件の重大性への問題意識が欠如していたのではないのか。
② 公務中というが、夜中に米兵単独で、針尾から前畑、そして赤崎へ銃弾3300発を持ち運ぶという米軍の公務というのがあるのか。そんな物騒な仕事を米軍は日常的にやっているのか。そうではなく、公務中であれば、地位協定第17条で日本側にある第一次裁判権を避けるためのでっちあげではないのか。
③ 公務中ということになると、いよいよ弾薬・銃弾のずさんな管理補完体制が問われることになる。公務中ですら、いとも簡単に銃弾が市民生活の中に持ち出せるのか。誰に手渡るかも不明という物騒な話になるではないのか。
④ 大量の銃弾をもったまま、市民生活に持ち込むことは犯罪。なぜ警察は動かないのか。第一次裁判権を放棄していたという重大な密約文書が明らかになりました。この密約にそった今回の日本側の態度ではないのか。
原潜入港問題、米兵事件などから、佐世保市民の安全・安心を確保したいのに、それがはばかれている。立ちはだかっているのは、安全・安心のために国民を代表して米政府に要求すべき日本政府が本来の役割を投げ捨ててしまっている、逆にアメリカの言うがままに自治体と住民にウソまで付いてアメリカの代弁を行っていることが明らかになった。
また、自分たちが、国民には隠れてこっそりと密約まで交わしている、このことが佐世保市民の安全・安心を根本から日常的に脅かしていることだ。市長が市民の安全・安心第一というのであれば、政府に対して密約の公表を迫るべきだ。

米兵による銃弾不法投棄に関する米軍の今までの説明(佐世保市への回答文書)① 米兵の氏名・性別・年齢
回答「個人情報保護法(米側)のため公表できない。
② 米兵の所属・階級
回答「警備部所属警備主任の2等兵曹(E-5)
③ 任務の内容
回答「当該水兵は米海軍佐世保基地の武器庫で任務に就いていた夜間勤務者で、射撃訓練を含む警備部への弾薬の受出しを行っていた。
④ 公務中であったかどうか
回答「当時は公務中であった。」
⑤ 発見した針尾島弾薬集積所の職員は日本人か、米国人か。
回答「日本人従業員である」
⑥ 銃弾の管理体制
回答「訓練され、かつ選定された人間による厳しい弾薬の管理・保管が常に維持されるようにしている。これにより、不正に捨てられた弾薬の数量を特定することができた。
⑦ 銃弾を投棄した理由・動機および方法
回答「通常、内部調査の結果は発表しないことになっている。ビニールのゴミ袋に入った弾薬は針尾及び前畑の弾薬庫と赤崎貯油所近辺の制限水域内に不正に捨てられた。この水兵は、勤務中に不正に捨てたことと公用車を運転していたことを認めている。

いい加減な米軍。それを鵜呑みにする危険さは歴然

犯人が一人だったと言っていたのに、実は二人だった。米軍発表がいかにいい加減なものであるか、あらためて知らされる事件です。その米軍の発表だけをうのみにして、自主的に確認しようとしないことが、どんなところに佐世保市民がもってゆかれるのかわかったものではありません。
放射能漏れ事件でも、米軍発表だけ。日本の主体的な確認作業など全くなされていません。一つ一つこの不合理さを問い続ける以外ありません。

2008年12月11日

平和学習会のとりくみ

9日の平和委員会で、野口邦和さんが講演を快諾された報告がありました。
願ってもないことです。佐世保の安全・安心問題の中心課題、放射能被ばく危険を直視してもらう絶好の機会にしてゆきたいものです。総力挙げて参加者を広げていこうとみんなで確認しました。


新春・平和学習会
原子力艦は安全なのでしょうか?

米原潜ヒューストン放射能漏れ事故を考える


と  き : 1月17日(土)午後2時から
ところ : 佐世保市労働福祉センター
( 佐世保市稲荷町  ハローワーク隣り )
お 話 : 野口 邦和さん( 日本大学歯学部講師 )
[ 研究分野 : 原子力学、 環境影響評価・環境政策。
日本科学者会議、日本放射線影響学会などの会員 ]

今年(2008年)8月、米海軍と米政府が、原潜ヒューストンの日本寄港時における放射性物質を含む冷却水漏れの可能性を明らかにしました。2年も前の2006年7月からということも発表しました。原潜ヒューストンはその間だけでも、私達が住む佐世保の港に5回も寄港しています。
今回の事件は、「原子力艦船は安全」というアメリカ政府と日本政府のこれまでの
弁明を一挙につき崩し、佐世保市民に大きな衝撃を与えました。
 アメリカ政府は、「漏れ出した放射性物質は極めて微量で、人体、海洋生物、   環境を危険にさらすものではない」と説明しています。
ほんとうに そうでしょうか?
 専門家のお話を聞きたいと思い、学習会を開きます。
 お誘いあわせて お出かけくださいますよう ご案内いたします。
―――――――――――――――――――――――――――――
主催:日本平和大会長崎県実行委員会
        佐世保市平和委員会
      連絡・問合せ先*佐世保市万津町7-46
              電話*
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2008年12月10日

ヒューストン放射能漏れ、銃弾不法投棄問題についての一般質問

開会中の一般質問で、9日、以下のような趣旨で市長の姿勢をただしました。
一般質問最終稿1、 市長は、当初、問題の核心に迫る質問を米軍・政府に迫りました。ヒューストン固有の事故となぜ言えるのか、構造的な要因か、第一次系なのか、第二次系なのか、なぜ2年間もわからなかったのかなどなどです。ところが政府・米軍回答は当たりさわりのない部分での回答はあるものの、肝心かなめの部分では、ゼロ回答です。真相解明はなお途上だと思いますが、もはや解明されたとする根拠は何か。何の疑問点もないというのですか。


① 文科省の態度。我が国の制度は極めて高い、安全性に問題ないと言い切っています。さらにその文科省が12海里以内では冷却水は排出しないというフアクトシートまで引っ張り出して安全性を強調しています。
その文科省の専門家会合が米原潜ホノルル放射能漏れ可能性を否定しないという見解を表明している。出さないというフアクトシート、可能性がある米原潜ホノルル真っ向からぶつかる矛盾。なぜこの不整合を正そうとしないのか。

②どのような再発防止対策をとったのかという質問に対しても「『ヒューストン』は、問題が完璧にクリアしないと出てこない。米政府自身がクリアできていない。
『ヒューストン』以外についても具体策をもって遺漏なきようにする」と回答しているだけで、結局再発防止隊については、何もやっていないか、やっていたとしても日本政府としては、何をやっていたのか知らないというのが現実ではないか。

③政府がコメントを避けている、米政府の機密文書では、一次冷却水の排水の必要性を繰り返し述べている。出さないというフアクトシートとここでも真っ向からぶつかる。政府はこの矛盾に対して説明責任がある。日本政府は説明しなくてよいと市長は思っているのか。


この事故がヒューストンに限定される理由にしても、物理学的な説明は、米側と共有していない。文科省も知らないというのが政府の回答である。
原因究明も証明されていない、同型艦船との関係はどうなのかこれまたわからない、再発防止対策も何をやったのか、わからない、なのに、米政府が安全だという日本政府が安全だという、それをもってして、安全性が確認された、だから、これからも原子力艦の入出港認めるというのでは、市民の安全・安心をないがしろにする無責任な態度だ言わなくてはならない。アメリカ言いなり、国言いなりの方針転換を強く求めておきたい。


次にうつりたい。
(銃弾不法投棄事件について)
1、 市長の問題意識を問いたい、事件の真相は明らかになったと思っているのか。もう正すべきものは何もないと思っているのか。ただすなら何をただそうと思っているのか。

① マスコミがスクープしなかったら、この事件は闇の中になる可能性があった。なぜ知った時点で公表しなかったのか。事件の重大性への問題意識が欠如していたのではないのか。
② 公務中というが、夜中に米兵単独で、針尾から前畑、そして赤崎へ銃弾3300発を持ち運ぶという米軍の公務というのがあるのか。そんな物騒な仕事を米軍は日常的にやっているのか。そうではなく、公務中であれば、地位協定第17条で日本側にある第一次裁判権を避けるためのでっちあげではないのか。
③ 公務中ということになると、いよいよ弾薬・銃弾のずさんな管理補完体制が問われることになる。公務中ですら、いとも簡単に銃弾が市民生活の中に持ち出せるのか。誰に手渡るかも不明という物騒な話になるではないのか。
④ 大量の銃弾をもったまま、市民生活に持ち込むことは犯罪。なぜ警察は動かないのか。第一次裁判権を放棄していたという重大な密約文書が明らかになりました。この密約にそった今回の日本側の態度ではないのか。

原潜入港問題、米兵事件などから、佐世保市民の安全・安心を確保したいのに、それがはばかれている。立ちはだかっているのは、安全・安心のために国民を代表して米政府に要求すべき日本政府が本来の役割を投げ捨ててしまっている、逆にアメリカの言うがままに自治体と住民にウソまで付いてアメリカの代弁を行っていることが明らかになった。
また、自分たちが、国民には隠れてこっそりと密約まで交わしている、このことが佐世保市民の安全・安心を根本から日常的に脅かしていることだ。市長が市民の安全・安心第一というのであれば、政府に対して密約の公表を迫るべきだ。

2008年12月08日

今度はひき逃げ、米軍基地内で盗難車両発見

今度はひき逃げ、公務中とは言わせない、
警察は毅然と捜査せよ

所用で二日間、鹿児島に帰省し、帰ったとたんマスコミ関係者から、ひき逃げした車両が米軍基地内で発見されたとの情報提供を受けました。
事件は7日未明、盗難車両を発見した警察官が職務質問しようと助手席ドアを開けたとたん、急に後進し逃走。警察官は転倒、負傷しました。警察官によると「黒人のようだった」とのこと。車両が米軍基地内に放置してあることを考えると、またしても米軍関係の犯罪と思われます。車の盗難、当て逃げ、悪質きわまりません。
銃弾不法投棄事件は「公務中」と国内法適用を排除しようとしています。今回いくらなんでも「公務中」とは言い逃れできないでしょう。
第一次裁判権放棄の密約も明らかになりました。今回、またしても曖昧な捜査態度では、「やはり」ということにつながります。
米軍、米兵による、佐世保市民の安全・安心はおぼつかない状況です。いつでも大量深刻な放射能被ばくの危険、弾薬がいつ持ち出されてもわからないずさんな管理、凶悪犯人ですら第一次裁判権を放棄するなど、その元凶にメスを入れられない壁が日米地位協定、国民に表ざたできない密約にあるのです。
今日は、67年前戦争を太平洋全域に拡大させた12・8記念日です。「ニイタカヤマノボレ」の発信地点もこの佐世保でした。

2008年12月03日

画期的、築城基地拡張撤回、その一方で

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画期的成果築城基地拡張撤回、それに比して佐世保では海自基地拡張要望
 3日の赤旗や新聞各紙の報道に胸が高まりました。築城基地拡張計画が撤回されるとあります。行橋市議の徳永さんの顔が脳裏に浮かびます。在日米軍再編にともなう各地の反対運動がさかんに展開され続けられてきました。しかし、こんなに具体的な成果として表れたのは、おそらく初めてではないでしょうか。さっそく徳永さんに祝福の電話をかけました。徳永さんは「一つ風穴があいた。これを広げなければ」と感想を述べていました。まったく同感です。
3日付赤旗には
「…略…築上町の新川久三町長は、本紙の取材にたいし、「(予算計上しないのは)当然で、当たり前です。基地は町にとって、もともと迷惑施設です。基地の現状を維持することにはある程度協力はするが、拡張はしてほしくないという町の立場は今後も変わりません」と話していました。
たたかいが追い込む
 赤嶺政賢衆院議員の話 私も地元自治体や住民の方々から「米軍基地化は絶対に許せない」という切実な思いを直接うかがってきました。住民の運動と日本共産党のたたかいが一つになって、防衛省を計画断念に追い込んだものであり、重要な成果です。
 日米両政府は、全国の「米軍再編」反対の声を正面から受け止め、再編計画そのものを撤回すべきです。」と記されています。

一方佐世保では
佐世保商工会議所が、佐世保市長に対して、米軍LCAC基地が崎辺から横瀬に移転する予定ですがその跡地に、「護衛艦など海自大型艦艇係留施設の建設」などの要望を提出しました。在日米軍再編を具体的に押し返す成果があるというのに、佐世保では逆に在日米軍再編強化がすすめられようとしているのです。

2008年11月27日

議会もまた市長と同じように終息宣言か

議会も事実上消息宣言
市長も議会も市民の安全はそっちのけか

27日、市議会基地対策特別委員会が開かれました。日本政府回答では肝心かなめの疑問点には何も明らかにしていないのに、市長は先刻幕引き宣言行いました。議会はどんな態度をとるのか注目されましたが、基地対策特別対策委員会もまた終息宣言を行おうとしていることが明らかになりました。今日の時点では、委員長提案を持ち帰り会派で検討して次の委員会でとりまとめるという。しかし、委員長提案は、「政府の対応は、議会として信頼するにいたったものと判断する」「『原子力艦船の入港を安易に認めるものではない』という状況は現時点において脱しえたものと考える」などと述べています。
一方的な米軍、日本政府の言い分だけで、どうして納得できるのでしょうか。これでは佐世保市民がいつでも重大な放射能災害にさらされているという危険を放置するものではありませんか。12月議会でいの一番にとりあげようと思います。

2008年11月20日

国内法適用を避けようとする米軍

米兵による銃弾不法投棄に関する米軍から回答

① 米兵の氏名・性別・年齢
回答「個人情報保護法(米側)のため公表できない。
② 米兵の所属・階級
回答「警備部所属警備主任の2等兵曹(E-5)
③ 任務の内容
回答「当該水兵は米海軍佐世保基地の武器庫で任務に就いていた夜間勤務者で、射撃訓練を含む警備部への弾薬の受出しを行っていた。
④ 公務中であったかどうか
回答「当時は公務中であった。」
⑤ 発見した針尾島弾薬集積所の職員は日本人か、米国人か。
回答「日本人従業員である」
⑥ 銃弾の管理体制
回答「訓練され、かつ選定された人間による厳しい弾薬の管理・保管が常に維持されるようにしている。これにより、不正に捨てられた弾薬の数量を特定することができた。
⑦ 銃弾を投棄した理由・動機および方法
回答「通常、内部調査の結果は発表しないことになっている。ビニールのゴミ袋に入った弾薬は針尾及び前畑の弾薬庫と赤崎貯油所近辺の制限水域内に不正に捨てられた。この水兵は、勤務中に不正に捨てたことと公用車を運転していたことを認めている。
⑧ 回収されたことを示す証拠写真の提示
回答「証拠写真は捜査の一部であり公表できない。我々はすべての弾薬は回収されたと考えている。
本当に公務中だったのか
以上の内容が佐世保市当局が、19日基地対策特別委員会に報告がありました。
米軍は、公務中といって、米兵の国内法適用を免れようとしています。
夜間勤務中ということだが、針尾から前畑へ、そして武器庫はない赤崎まで銃弾を運ぶ公務というものがあるのか。
きちんとした管理ができているのであれば、日本人従業員が発見するまでの数日間にわたって、行方不明の銃弾がわからなかったのか。

2008年11月19日

完全に幕引き、市長の見解

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政府回答への市長見解
19日、市議会基地対策特別委員会が開催され、朝長市長が米原潜ヒューストン放射能漏れ事件に関する政府回答への見解を表明しました。完全に幕引きの見解です。
委員の質問「市長は政府回答について納得したのか」
朝長市長答弁「100%納得したわけではない。限界がある。政府を信用する以外にない」とのやり取りがありましたが、納得しない部分はどこなのか、などの突っ込みもなく、議会からの追及もありませんでした。

議会の態度は27日の次回委員会で
ただし、委員会として、市長見解を容認したものではなく、次回会議(27日予定)で、各会派の意見を述べ合い、集約をはかっていくということでした。
いよいよ議会の見識が問われることになりました。

2008年11月18日

エスカレートする陸自による米軍基地警護活動

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これが米軍基地警護の皮切りか?写真は05年2月10日、記事は当日の山下千秋のHP
大村陸上自衛隊が弓張岳山頂の佐世保市が管理する公園内で無許可で無線訓練を 2月10日強行しました。午後1時ごろ、通常車両など立ち入りできない山頂付近の公園内に迷彩色施した通信用特殊車両が入り込んでいました。車両はアンテナを高く張り出し、2人の自衛隊員がなにやら待機している風でした。もう一人は車両付近に立っていました。観光スポットそのものなので誰もが異様な光景にいぶかしげな表情をしていました。

「何をしているのですか」と一人に聞くと「防災訓練だ」とこたえました。

市公園課に問い合わせすると、「駐車場に車を駐車させる。人員は 2人。10日午前8時から15時まで『無線訓練を行う』という届出は電話で大村陸自からあっている」とのこと。しかし「当該箇所は許可なしには使用できない。明らかに無許可使用になる。事実確認して厳重に抗議する」とのことでした。

日本共産党山下千秋市議が佐世保市消防局に「今日、防災訓練行っているのか」と問い合わせやりましたが、「やっていない。それは自衛隊独自の訓練でしょう」とのことでした。対外的には防災訓練、内実は無線通信軍事訓練そのもの。観光スポットのところで、法令も無視して軍事訓練を強行する現実は、国民保護法制具体化が新たな段階に入っていることを示しています。

08年11月17日、日米共同の基地警護訓練はじまる
今年で3回目というから、06年が第一回目となります。今回は17日から20日までの4日間。米軍基地に海と空から不審者がしたという想定で、陸自からは第16普通科連隊(大村市、高田祐一連隊長)、米海軍からは基地警備部などから計540人が参加するという本格的なもの。訓練開始式だけ公開で、あとは警備上の理由で非公開とのことです。
報道によれば、式で、マーテイン基地司令官は「互いの知識、技術を共有することでさらに兵力が高まる」と述べ、高田連隊長は「実効性のある対処ができるように、新たな課題の発見と解決策の案出に努めたい」とあいさつしたといいます。
2001年テロ直後アフガン報復戦争開始直後、米軍基地警護を可能にした自衛隊法「改正」にそって、最初は控えめに、以後いよいよ本格的な共同訓練へとなし崩し的に拡大強化していくさまがよくわかります。

航空自衛隊も空母航空機部隊との初の共同訓練に踏み切る
原子力空母ワシントンも参加した日米共同訓練では、航空自衛隊と空母航空機部隊との初めての訓練が行われるという、NHK報道が今朝流れていました。着々と米軍といつでも一緒に武力行使できる作戦能力が培われているのだなと思いました。

2008年11月11日

国家主権(警察の捜査)はなぜ発動されないのか

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米軍が公表した事件の概要7日付のプレスリリース

10日、佐世保市長と九州防衛局佐世保出張所所長に、真相究明を求める申し入れを行いました。
なぜ米軍側からだけの一方的情報なのか。日本の国家主権、警察の捜査を要求しないのか
こうしたわれわれの追及に、現在事件の真相解明を米軍に求めているところだ、その回答を待って検討したい、と佐世保市末竹健志副市長は答えました。
公務外の米兵士が、いつでも弾薬・銃弾を持ち出せる、持ち出されたかもわからないという米軍の管理のずさんは、空恐ろしい現実に佐世保市民が置かれていることを浮き彫りしてくれました。
安全・安心を脅かすものだけに銃刀法、火薬取締法などによって、厳格な管理が求められています。その法律が発動されないとはどういうことでしょうか。

佐世保市長朝長則男 様
米兵銃弾不法投棄事件についての申し入れ
2008年11月10日
原水爆禁止佐世保協議会 理事長山下千秋
佐世保市平和委員会 会長篠崎義彦
マスコミ報道によると、米兵が銃弾約3300発を佐世保港内不法に投棄されたとのことです。昨年は佐世保市内で銃乱射によって人命が奪われるという、全国的にも異例な事件が発生しました。
3300発もの大量の銃弾がいとも簡単に基地の外に持ち出されていたことに、「何とずさんな管理なのか」と市民の間で、大きな驚きと不安が広がっています。
事件に関しては、「訓練用の銃弾」とか、「基地従業員が発見した」とか、事件の概要は断片的にしか伝わっていません。
まず第一に、事件の徹底した真相を明らかにすることです。米軍まかせでなく、銃刀法違反、火薬取締法違反などの容疑があるわけですから、日本の警察権も発動させることです。そのうえでの再発防止対策が取られるべきです。
弾薬、銃弾の管理体制はどうなっているのでしょうか、公務外でこんなにも簡単に銃弾が基地から持ち出せるのでしょうか。いつどれだけ持ち出されてもわからないという状況は、大変恐ろしい状況だといわなくてはなりません。市民の安全・安心がほど遠い現実を直視しなくてはなりません。
第二に、事件に対する政府、佐世保市の態度の問題です。これほどの危険にさらされているのに、事件発生と真相解明、再発防止対策をなぜ早急に手を打たなかったのか、残念です。「米軍、国は積極的に公表しないということだった」という佐世保市の説明は承服できません。報道のスクープがなかったら、今回の事件は闇に葬りさられたのです。他にはこんな事例はなかったのか、疑いを持たれてもしかたがありません。
米原潜ヒューストン放射能漏れ事件からの教訓として、「連絡・情報伝達」がありました。市民の安全・安心にかかわるからです。市民の安全・安心を常に第一に考えるなら、「隠せるもなら隠しとおそう」という態度を根本から改めるべきです。
要請事項
1、今回の事件は、市民の安心・安全を脅かすものであると指摘し、米軍へ厳重に抗議されたい。
2、 米軍に事件の真相解明を求め、再発防止対策を明らかにするよう要求されたい。
3、米軍に 弾薬、銃弾の管理体制がずさんであると指摘し、管理体制の現状の説明並びに改善策を求められたい。
4、日本国の銃刀法違反並びに火薬取締法違反の容疑があるとして、日本の警察当局に警察権の発動を要請されたい。

2008年11月10日

またしてもインド洋へ出港、護衛艦「ありあけ」

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またしても、インド洋への海外派兵
今日(10日)午前、佐世保から護衛艦「ありあけ」がインド洋へ出港してゆきました。アフガン戦争中の米軍などに油と水を提供してやるためです。もうすでに700億もの税金投入です。そんなお金があるなら国民の暮らし応援に回すべきではないでしょうか。

テロ根絶にもつながらず、罪のないアフガン国民の命を奪うだけ
アメリカは戦争始めて7年になります。テロがおさまるどころか治安は最悪になっています。戦争ではテロはなくならないことがはっきりしました。
ペシャワール会の中村哲医師は、5日の国会で「軍事力では、テロはなくならない。拡大する」と批判し、「米国の軍事活動に協力していることが知れるにつれて、身辺に危険を感じるようになった」と述べ、海自派兵が人道支援の妨げになっている実情を語りました。

これでは戦前の軍部独走を想起させる
インド洋派遣の根拠になっている新テロ特措法はあと二ヶ月後には期限切れになります。延長するための法案はまだ国会で審議中です。決まってもいないのに、自衛隊が先行して海外に出ていくことは、自衛隊が国会に対して、「早くきめろ」と圧力を加えているようなものではないでしょうか。戦前の軍部独走を連想させます。

佐世保が海外派兵、戦争できる国づくりの最先端の役割
「海外派兵やめよ、憲法9条守れ」は全国の平和の願いです。ところが海外派兵の中心的役割を押し付けられているのが、佐世保の実態です。今年になって海外派兵4回中3回までが、海外派遣艦船8隻中、4隻までが佐世保の艦船です。まるで、戦争できる国づくりの先導役を担っているかのようです。佐世保市民こそ、新テロ特措法延長反対の世論を広げようではありませんか。

2008年11月08日

米兵が銃弾3300発を佐世保港内に投棄。真相は分かっていない。

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写真は前畑弾薬庫正面ゲート、米兵はいとも簡単に大量の銃弾をここに持ち込み、さらにまた持ち出すことができたのか。

米兵が銃弾3300発を佐世保港内に投棄
7日、驚くべき事件が報道されました。伝えられている事件の概要はつぎのとおり。

事件の発生。

10月27日未明。米軍水兵が港内の米軍提供水域内に、散弾約3000発、ライフル弾300発を投棄した。場所は針尾、前畑、赤崎の三地区。車で回り岸からビニール袋に入れて捨てた。大部分が針尾。
31日に水兵本人が認めたが、動機や詳しい経緯などを米軍が捜査している。
事件に対する対応
米軍は、31日、1日に回収したが、基地担当広報は「弾薬は訓練用で有毒性は少ない。全弾回収したと考えるが、まだ捜索している」としている。
米軍は、31日に、日本側(九州防衛局、佐世保市基地政策局)に連絡している。
連絡を受けた日本側は、報道がスクープされるまで公表しなかった。
これに対し、九州防衛局は、「原則的には米軍が公表すべきことだが、制限水域内とはいえ弾薬の冬季は重大な問題であり公表すべきだった。今後は再発防止と速やかな公表を米軍に求めたい」としている。
佐世保市基地政策局は、「環境への影響はないと聞いているが、弾薬の管理は基本であり徹底してほしい」と基地側に要請した。
一方、投棄の事実をすぐ公表しなかったことについては、「国、米軍とも積極的に公表しないということだった。市民の安全、財産に影響ないと判断した」と説明している。

まずは、真相解明であろう。そのために日本の捜査権が発動されるべき。
疑問が多すぎる。

1、本当に単独犯なのか。
2、投棄した量はそれだけなのか。
3、どんな管理体制になっているのか。いつでも簡単にこれだけの銃弾が持ち出せるのか。
4、どうして、事件の発覚が把握されたのか。
5、管理台帳と実際の保管量のちがい、つまりきちんとした管理機能から事件が発覚したのか。
6、持ち出された量はどれだけで、回収されたのはどれだけなのか。全部回収したといいながら、まだ捜索しているという米軍基地のコメントは、何を示唆しているのか。
7、訓練用と実戦用とのちがいはどんなものか。
8、針尾から前畑、そして赤崎に回って捨てたとなっている。いったんは基地の外に持ち出し、また基地内に持ち込んでいることになる、そんなにずさんなのか。
また、いったんは国民生活の中に持ち込んでいることになる。その時点で、銃刀法違反、火薬取締法違反の疑いが発生しているのではないのか。
8、こんな事例は、今回が初めてのことか。

米軍、政府、佐世保市の対応の問題
1、 なぜ、公表しなかったのか。米軍、政府は公表を控えるように佐世保に圧力を加えたのか。
2、 米軍は、なぜ真相を公表しないのか。
3、 政府は、なぜ、米軍と一体になって、佐世保市に圧力を加えたのか。
4、 警察に捜査権の発動を求めないのはなぜか。
5、 佐世保市は、なぜ、米軍、政府の言いなりに公表を控えたのか。
6、 弾薬の管理についても要請はやっているようだが、さまざまの問題をはらんでおり、公表しなかったということへの反省はあるのか。
7、 特に、米原潜ヒューストン放射能漏れ事故に関し、その改善点の一つとして、「速やかな連絡」を確認したばかり。

2008年11月07日

海自地方総監部に海外派兵中止の申し入れ

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7日、海自地方総監部 に対して、平和団体代表6人で、護衛艦「ありあけ」出港中止を求める申し入れを行いました。甲斐総務課長が、門前で申し入れを受けました。


申し入れ文書
海上自衛隊佐世保地方総監部 加藤 保 海将 様
海自のインド洋派遣計画は即刻中止撤回せよ
2008年11月7日
原水爆禁止佐世保協議会理事長山下千秋
佐世保市平和委員会   会長篠崎義彦

防衛省統合幕僚監部は、またしてもインド洋への海自艦船派遣計画を公表しました。佐世保基地からは護衛艦「ありあけ」を11月10日出港させる予定です。
新テロ特措法は、あと二か月余りで期限切れという中で、延長するかどうか現国会で審議中のさなかでの海外派兵の強行です。
アメリカによる報復戦争開始から七年、アフガニスタン情勢は年々悪化し、いま最悪の事態に陥っています。国連事務総長は、今年九月、「治安情勢は著しく悪化し、八月の治安事件数はタリバン政権崩壊以降最多」と報告しています。いまやはっきりしたこと、それは「戦争でテロはなくせない」ということです。
そのために、アフガン政府自身がタリバン勢力との和平交渉に踏み出しています。国連の現地特別代表は、いま必要なのは「軍の増派」ではなく「政治の増派」だと強調しています。
アメリカの戦争を支援する活動は、アフガンや国際社会の流れに逆行するものです。何よりもこの戦争で全く罪のないアフガンの犠牲者は今年だけでも577人にのぼっています。そして、この戦争支援のために、700億円もの税金が投入されています。

「海外派兵やめよ」、「憲法9条守れ」の声は、国民的要求です。この願いを真っ向から踏みにじる海外派兵の実行が特にこの佐世保から始まり、中心的役割を担わされていることに、私たちは心を痛めています。特に今年になって4回の派遣中3回まで、また派遣艦船中50%が佐世保基地からの派遣となっています。まさに憲法改悪、再び戦争できる国づくりの最先端をにわされているといわなくてはなりません。同じ佐世保市民の海自隊員のみなさんの誰一人として犠牲になってもらいたくないし、同時にアフガンの人々の殺害に手を貸すような役割を果たしてもらいたくないのです。

人殺しの米軍にただで油をあげるようなお金があるなら、燃料高騰で漁に出ることもままならない漁業者に回してもらいたいと願っています。直ちに海外派兵計画を中止してください。
要請事項
一、憲法違反の海外派兵計画をただちに中止・撤回すること。

2008年11月06日

海外派兵許すな、9条守れ、当面の運動課題を確認。

5日、平和団体の会議が開かれました。
情勢討議、どんな問題意識を持てばよいのか。
新テロ特措法延長問題は、アメリカ言いなり政治をめぐる中心課題。
憲法改悪、戦争できる国づくりをめぐる国民的課題の中心問題。
これらの中心課題が佐世保基地をめぐってすすめられようとしている。

1、 政府は、インド洋派遣を強行しようとしている。
2、 参院選選挙後、安倍政権が政権投げ出し(アメリカ言いなり政治の行き詰まり)。そして、法律期限切れで、いったんは撤収せざるを得なくなる。さらに衆議院の3分の2条項で再議決して昨年、新テロ特措法が成立した。
3、 その新テロ特措法が(09年1月15日)に期限切れを迎える。
4、 福田政権も、政権投げ出した(アメリカ言いなり政治の行き詰まり)。
5、 あとを受けた麻生政権としても必死の思いでこの国会に臨んだ。解散・総選挙で打開するシナリオ。
民主党は、早期解散の党略から国会運営で与党に何でも協力する路線をとった。補正予算に賛成、新テロ特措法延長案にも、わずか二日の審議で衆議院を通す対応をとって世論の厳しい批判を浴びた。そして、また「対決路線」を言っているが、今までの対応は何だったのかが根底から問われる状況になった。
6、 延長は決まってもいない。切れる期限だけははっきりしている。なのに、制服現場は出港を強行しようとしている。
現場の実力行使を先行させ、既成事実の積み重ねの上に「延長」を政治に求めるやり方を許してよいのか。
7、日本の平和的前途にかかわる中心問題が、この佐世保を舞台に実施されようとしている。海外派兵の最初もその後の7年間、常に佐世保が重要な役割。特に今年に入ると4回のうち3回まで。派遣艦船の50%が佐世保からとなっている。
8、アフガン情勢は急激な変化。戦争では解決できない。流れに逆行する戦争支援。
9、すでに油代220億円、その他の経費も含めると700億円。そんなお金があるなら国民に回せ。

具体的な運動方針
1、直接佐世保地方総監部に我々の意思を伝える。11月7日(金)午前11時。総監部門前。案分参照
2、市民に宣伝する。
3、当日の抗議行動。11月10日(月)最大限の動員。

2008年11月03日

またしても佐世保から、特措法成立を現場から迫るもの

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今年7月のインド洋派遣に抗議する集会の写真

テロ特措法が切れるというのに

防衛省統合幕僚監部は、10月30日、アフガン戦争支援のために、補給艦「ときわ」と護衛艦「ありあけ」を、11月10日、母港である呉基地と佐世保基地から出港させることを公表しました。
間もなく現行テロ特措法は期限切れを迎え、まだその延長法案は成立もしていないのに、こうした防衛省統幕の行動計画公表は、現場からの憲法違反の新テロ特措法延長を強く迫るものであり、許せるものではありません。

今年になって海外派兵の50%は佐世保基地の艦船
佐世保は海外派兵の中心的役割を担わされていることがいよいよ明らかになってきました。現地での、海外派兵許すな、憲法改悪許すな、の平和を守る運動がますます重要になってきました。
01年、テロ特措法に基づく我が国初のインド洋派遣は、佐世保からの3隻が皮切りでした。それ以降、昨年まで61隻、そのうち佐世保からは22隻を占めるなど、いままでも中心的役割を果たしてきました。

ところが、今年に入ると派兵回数4回(そのうち3回が佐世保基地から)、派遣艦船数8隻、そのうち4隻が佐世保を母港にした艦船です。憲法違反の海外派兵の中心基地にさせられています。

戦争ではテロは解決できない、戦争ではなく和平のための話し合いが求められているというのに、まだまだ罪のないアフガン女性や子供たちの命を奪うために爆撃や艦船の油をただでやろうとするのか、ただでやる油があるなら、それこそ農漁民・中小業者を直接支援すべきではないか。この平和とくらし守れの声を佐世保でこそ広げなくてはなりません。

海自への抗議、市民への世論を広げる行動が求められています。

2008年10月23日

政府はどんな回答を寄せるのか。

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21日、まとめられた原因究明求める、市議会、市の政府への質問状

市も市議会もなお米原潜ヒューストン放射能漏れ事故原因究明
21日、佐世保市議会基地対策特別委員会は、ヒューストン事故原因究明求める方策を検討し、行動計画を確認しました。
政府・米軍の最終報告なるもの(08年8月29日)についての、疑問をまとめました。すでにその質問状は、政府・外務省、文科省へ郵送されました。
同委員会は、27日、28日上京し、これらの質問への回答を得ることになりました。
佐世保市民・日本国民の安全・安心の核心に迫る内容です。どんな回答を政府は準備するのでしょうか。注目されます。

市長の矛盾
朝長市長は、10月2日、「原子力艦の安全性について、科学的に実証していることは理解する」というコメントを公表しました。それでは、なぜ米軍最終報告への疑問・質問ということになるのか、抜き差しならない矛盾です。
14日のわれわれの申し入れへの回答、21日の基地特別委員会での疑問・質問の取りまとめ、実際の政府への疑問の提出が「正」だとするなら、10月2日市長コメントはただちに撤回すべきです。そうしてはじめて市議会と同一の立場に立って、市民の安全をもとめる行政が進められることになります。

事故はヒューストン固有のものとする根拠が得られるのか

政府が、繰り返し「事故はヒューストン固有のもの。だから、他の同型潜水艦に及ぶものではない」として、アッシュビルなどの他の原子力艦の入港容認を迫り、市長をこのことをよりどころに入港を容認してきました。
その根拠については、これから求めるということでした。いよいよ、その時が来ました。どんなものを外務省は提示するのでしょうか。

2008年10月18日

抗議する市民に立ち向かう自衛隊、自衛隊の正体がくっきりと

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原水協、平和委員会の仲間約30人が軍事パレードに抗議しました。抗議する市民の前に制服自衛官がいっせいに立ちはだかりました。異様な光景になりました。「軍隊」とは、いざという時には、国民弾圧するものだと教えてくれました。
18日の軍事パレードに抗議して以下のような訴えを行いました。

街頭宣伝の訴えの要旨
相浦西部普通科連隊、有事即応特殊部隊が完全武装したまま行進します。軍事パレードです。
戦争するその姿をそのまま、市民生活のどまんなかにもちこもうというのです。

二度と戦争しない、したくない、これは多くの市民の願いです。
だから憲法9条まもりたい、これが市民の願いです。

昨年は、銃乱射事件がこの佐世保で起こりました。全国に衝撃が起こりました。大切な市民の命が奪われました。二度とこんな命を奪う事件など起こしてもらいたくない、これが市民の願いです。

銃を持ったまま、たくさんの人間集団が、のどかな平穏な市民生活のどまんなかを行進するとは何ごとでしょうか。

平和を願う、安全安心を願う市民への挑戦、威嚇そのものです。

なぜ、完全武装のままの行進なのか。その目的、狙いはどこにあるのか。中止を求めたとき、自衛隊幹部は、はっきりと答えました。自衛隊のそのままの姿を見てもらい、市民に理解してもらうためだ。戦争する自衛隊の姿を理解せよというのです。

では自衛隊のありのままの姿とは、いったいどういうものか。
専守防衛の建前をかなぐり捨てました。海外派兵を本来任務に位置付けました。
防衛庁から防衛省への格上げを行いました。
自衛隊を軍隊に変える憲法改悪法案を準備しました。
海外でアメリカと一緒に戦争するために、アメリカ本土に渡り、海兵隊の軍事指導のもとに軍事訓練を積み重ねています。
佐世保に寄港した原子力空母部隊と日米合同の軍事訓練を行ってきました。
いずれもアメリカの軍隊の一部になって、補完部隊として、戦争準備を着々と行っているのが、今の自衛隊のありのままの姿です。この姿を市民に理解してもらおうというのが軍事パレードの狙いなのです。

自国日本を守るためではなく、イラク戦争、アフガン報復戦争、こうしたアメリカの戦争に一緒に戦う自衛隊を認めろというのです。憲法9条を変えて、自衛隊を軍隊として認めろと国民に迫ろうというのです。

自衛隊のイラク派兵は、憲法にも反する、イラク特措法にも反すると名古屋高等裁判所は判決を下しました。この判決は司法の判断として確定したのです。
これに対して。自衛隊幹部は「そんなのかんけーねー」と裁判の判決をも無視するという態度をとりました。憲法も法律も関係ないとするなら、凶悪な暴力集団そのものではありませんか。これを認めることなど断じてできるものではありません。

海上自衛隊の特殊部隊が、15人と格闘訓練させ死亡させる事件が発生させました。
国会では、テロ給油法案を再延長して、海外派兵を続行させようとしています。
戦争でテロが解決できなかったことは、この7年間の戦争ではっきりしてきました。罪のないイラクやアフガンの子供たちの命を奪い続けてきました。この戦争支援が、テロ給油法案です。これにとどまらず、陸上にも自衛隊を派遣させ、アメリカの戦争支援を行おう、その準備が整っていることを誇示するのが陸自の軍事パレードです。

2008年10月16日

ヒューストン特有の事故であるという根拠はどこにあるのか

14日、米原潜アッシュビル入港に市長こそ抗議せよとの申し入れを行いました。態度変更させることはできませんでしたが、重要な足がかりを得ることができたように思われます。
ヒューストンは拒否するが他の原子力艦入港は認めるという市長見解をめぐっての論争
(副市長)ヒューストン特有の事故であり、他の同型艦船に及ぶ構造的な、或いは設計上の問題ではないと政府が繰り返し述べている。この政府の言明を信用してのことだ、
(代表団)政府は、何を根拠にして、そのような言明を行ったのか。
(副市長)、そのことをいま求めているところだ。
(代表団)その回答が納得できないものなら、市長の言い分(政府を信頼する)の根拠が崩れることになり、その時点では、現在の態度を変更せざるを得ないことになる。それでよいのか。
(副市長)当然その通りである。
政府の根拠なるものをぜひとも引っ張り出させること、不可欠の課題になりました。

佐世保市長 朝長 則男 様
米原潜アッシュビル佐世保寄港に抗議せよ
2008年10月14日
原水爆禁止佐世保協議会理事長 山下千秋
佐世保市平和委員会会長 篠崎義彦
米原潜アッシュビルが、11日佐世保寄港したと報道されています。8月21日佐世保市議会が「安全性が確立されていないなかでの、原子力艦の入港は安易に認められない」として6項目要求を打ち出して以後、初めての佐世保入港となります。こうした市民の声を代弁した市議会の意見書にはまともに答えないで、無視するかのように米原潜の入港を強行したことに怒りをもって抗議するものです。
この間、市議会意見書にそって、モニタリングポストについては設置の方向が見えてきました。しかし、米軍の防災訓練参加は拒否されました。原因究明と速やかな公表要求に対しては、米軍は8月29日に最終報告なるものを明らかにしました。しかし、これとても、疑問だらけの報告で、とても安全性が確認できるものではありませんでした。
したがって、市議会議長が、11日の米原潜入港に対して、「遺憾」表明をなされたと報道されています。この態度は、きわめて筋の通った見解で、市民の声を代弁するものです。
いっぽう佐世保市長は、「ヒューストン入港は拒否するが、他の原子力艦入港は認める」という態度をとっておられます。市議会との大きな違いです。同時に、市長自身の言明とも矛盾し、市民の安全を願う立場とも大きく反するものです。
市長は、すでに10月2日市長コメントにおいても、安全性について、「科学的に実証されていることは理解する」と述べています。
一方では、政府外務省がいち早く安全性が再確認されたとする「最終報告」(8月29日)についても、構造的なものか人為的ミスによるものか、核種もわからない、などなど市長自身疑問を投げかけています。何をもって、安全性が科学的に実証されているといわれるのでしょうか。
この市長の態度は、市議会も市民もこぞって安全性の確立を求めていく努力に水を差すものでしかありません。また市長自身も市議会と同調していくという言明とも違うものです。直ちに曖昧な立場から、市議会と同じ立場をとって、「原子力事故はごめん、放射能被ばくノー」と願う市民の期待にこたえてもらいたいと思います。

要請事項
1、 市長も市議会意見書の立場に立っていただきたい。
2、 市民の願いを無視した、米軍の態度(米原潜アッシュビル佐世保寄港)に抗議の声をあげてもらいたい。

2008年10月14日

憲法改悪、軍隊認知を迫る軍事パレード

081014-3.jpg相浦陸自への申し入れ(10月14日)
憲法改悪に直結する軍事パレード
軍事パレード中止せよの陸自への申し入れを行いました。陸自第三教育団本部総務科長南信男二等陸佐が対応しました。私たちは、今回の軍事パレードが以下の危険をもつものとして、計画の中止撤回を求めました。
① 02年以来今回で6回目になる。恒常化定着を狙っているように思われる。
② 米軍の補完部隊として、自衛隊の海外派兵態勢を本格的に強化し、その作戦能力を高めてきていることを市民に誇示するもの。
③ それは同時に、憲法改悪し、自衛隊を軍隊として認知を迫る狙いをもったもの。
南二等陸佐は、申し入れの趣旨はきちんと伝えることを約束しました。
「なぜ、最初は単なる行進から、完全武装してのパレードに変えたのか」という問いかけに対し、「ありのままの姿を通して、市民の理解をえたいからだ」とその狙いをあけすけに答えました。これに対し、抗議した代表団は、「特殊部隊のありのままの姿とは、米国本土まで出かけ米海兵隊から指導をうけ、米軍の補完部隊として作戦能力を高めている、そのことの理解を求める狙いと、我々は指摘したが、その通りだと認めたものだ」と反論し、「いよいよ、アメリカの指図どおりに海外派兵や憲法改悪につながるやり方はやめるべきだ」と注文を付けました。

申し入れ文書
陸自相浦駐屯地司令 宮本修一一等陸佐 様
軍事パレード計画中止をもとめる申し入れ書
2008年10月14日
原水爆禁止佐世保協議会理事長 山下千秋
佐世保市平和委員会会長 篠崎義彦
報道によりますと、有事即応特殊部隊(陸自相浦駐屯地西部方面普通科連隊)が、10月18日、佐世保市中心街において完全武装したままで軍事パレード行うとのことです。
戦争しない国をねがう佐世保市民に対する、露骨な挑戦にほかならず、怒りを込めて抗議します。ただちに軍事パレード計画の撤回をもとめます。
そもそも、自衛隊は戦争放棄と戦力不保持を大原則にした日本国憲法9条に反する存在です。さらに、政府は防衛庁を防衛省に格上げしたリ、自衛隊法改悪によって、専守防衛の建前をかなぐり捨て、海外派兵を本来任務にしてきました。陸自相浦駐屯地に02年創設された西部方面隊普通科連隊は、有事即応特殊部隊として、米軍と一緒に戦闘するために、米国本土に渡り、米海兵隊の指導を受け本格的な海外派兵態勢づくりを進める陸自の作戦能力をいっそう強化してきました。寄港した原子力空母部隊とのEOD訓練も行ってきました。
軍事パレードは日本をいっそう深く米世界戦略に組み込む在日米軍再編・日米軍事一体化路線に沿ってのこうした成果を市民に誇示するものです。
自国防衛などではなく、無法な戦争を世界各地で展開する米軍の補完部隊としての役割をになう自衛隊の認知を迫るものです。
6回目になる軍事パレードは、いよいよ恒例化定着させようとしているように思われます。
アフガン戦争は7年、イラク戦争は5年経過しようとしていますが、アメリカが起こした無法な戦争は、軍事的にもゆきづまり、いまや急速に国際的な支持を失い、完全に破たんしようとしています。紛争は戦争ではなく、話し合いで解決するという平和の流れが世界の流れです。イラク自衛隊海外兵は、憲法にもイラク特措法にも反するという司法の判決も確定しました。とうとうイラクから撤退せざるを得なくなったのも当然です。
海自のほうは、なお、インド洋への自衛隊派兵に固執しようとしていますが、世界の流れにも、逆行するものです。もはやなんでもアメリカの指図どおりに自衛隊を海外に派兵することも、憲法まで変えて戦争できる国づくりもやめるべきです。
軍事パレードの突き進む道は戦争への道です。
私たちは、同じ佐世保市民として、他国の人を殺傷してもらいたくないし、西部方面隊の誰一人として命を落としてもらいたくないと心から願っています。
要請事項
1、 憲法改悪、戦争する国づくりに直結する軍事パレード計画をただちに撤回されること
2、 本格的な海外派兵態勢づくりをやめよ。


2008年10月13日

松尾議長、米原潜寄港に「遺憾」表明

米海軍の原子力潜水艦アッシュビル(6、082トン、乗組員138人)が11日午前7時40分、長崎県佐世保市の佐世保港に入港、同8時半に出港しました。外務省から同市への事前連絡によると寄港目的は補給など。佐世保港への米原潜寄港は今年10隻目で、1964年以降、通算288隻目。米原潜ヒューストンの放射能漏れ発覚(8月2日)以降は3隻目となります。
市議会意見書採択後は初めて
だが、「安全性の確立がなされていない中での原子力艦の寄港は安易に認められない」とする市議会意見書採択後では、初めての米原潜寄港となります。
これに対し、松尾裕幸佐世保市議会議長は、安全性の確立がなされていないなかで、今回の寄港に対し「遺憾」の表明をマスコミに対し、行いました。
実に筋の通る見解です。「ヒューストンは拒否するが、他の原潜入港は容認する」という市長とは格段の相違です。

2008年10月10日

鋭い質問、貫徹されるようにがんばろう

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写真は合併特別委員会の様子(10日)
10日、基地対策特別、合併特別委員会など、重要な会議が相次いで開催されました。

米原潜ヒューストン放射能漏れに対する米軍最終報告への疑問の数々
佐世保市と市議会は、原因究明を求めました。その最終報告なるものが、8月29日公表されました。とても原因究明といえないもので、数々の疑問が浮かび上がりました。
これらを整理して、政府に対して質問書を提出しようということになりました。
10月10日、開かれた基地対策特別委員会でのたたき台が、基地対策政策局によって提出されました。

外務省(米軍)への質問
最終文書が「放出された可能性がある」との記述に関して1、「放出された可能性がある」という記述だが、「放出されていた」のではないか。

最終文書が「原因は、閉じられたバルブの一つからの水の染み出し」という記述について2、染み出しの原因は何か(物医理的なものか、人為的なものか)
3、染み出した水は冷却水か。そうであったとすれば一次系か二次系か。
4、水が染み出したバルブの具体的な位置と、定期点検中乗組員の足に水がかかったことで水を検査したこととの因果関係は。

最終報告が「米海軍の厳格な設計基準を上回る少量の染み出し」トいう記述にかかわって5、「米海軍の厳格な設計基準」とはどんなものか。設計基準上、バルブからむずが漏れる(染み出す)ようになっているのか。
6、設備の状態に関する記録のチェック体制はどのようになっているのか。

最終報告が「2006年6月から2008年7月まで起こっていた」としていることについて7、なぜ2年間も漏えいが発見(確認)できなかったのか。
8、なぜ、漏えいの始期が2006年6月と特定できたのか。

最終報告が「こうした例は過去50年以上存在しなかった」と言っていることに対して9、世界初の原潜ノーチラス号の運航(1954年)以来、今回の放射能漏れに類似した事案はなかったのか。
10、最終報告では、今回の染み出しはヒューストンのみに生じえた事案であるというが、ヒューストンに限定される自由は何か。

最終報告が「微量の酸化金属(コバルト)」という記述に関して
11、コバルトの種類は何か(58か60か、核種がわからないと影響力を算定できない)
12、今回の放射能は、残留性があるのか、ないのか。

最終報告が「バルブの厳格な性能基準が満たされることを確実にすべく措置を講じている」という記述に対して
13、どのような措置を講じたのか。

「日本政府が、今回の報告により、我が国の平和と安定に重要な役割を果たす米原子力艦の安全性が再確認されたと考えており、引き続き、その安全性確保のための万全を期する考えである」ということについて
14、政府が安全性を再確認できたとする理由は何か。
15、「万全を期する」とは、何を指しているのか。具体的な措置があるのか。

などなど鋭い追及になっています。
この追求が貫徹されることが求められています。


2008年10月07日

市長さん、しっかりしてくださいよ

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市長さん、しっかりしてください。

原子力防災訓練参加を、市長は在日米海軍司令部まで足を運び、司令官に要請したという。
その結果は、拒否されたといいます。
これに関して、市長コメントなるものが送付されてきました。

情けないものです。
「私(市長)といたしましては、原子力艦の安全性について、科学的に実証していることは理解する」とあります。
あなた自身、染み出たというが、それは構造的なものか、人為的なものだったのかわからない。また、コバルトというがその核種は明らかにされていない。などと疑問点を政府・米軍に投げかけたばかりではなかったですが。
何を根拠に安全性が科学的に実証されたというのですか。

「技術的に安全であっても、被ばく県民の感情の問題、安心という心の問題」とは何ごとですか。出さないと言っていた、放射能を出したのです。その原因究明を求めているところではないですか。日米交渉記録では、「湾内でも必要があれば排水する」とアメリカ政府は言明しています。原子力事故、放射能被曝という最も危険な現実に直面しているのが佐世保市民が置かれている状況ではありませんか。

早くも司令官の嘘
市長コメントで、司令官は「どんな小さなことであっても、何かあったら必ず迅速に連絡する」と述べたことを紹介しています。
原因究明を求めているにもかかわらず、8月29日最終報告でもって、幕引きを図ろうというのが米軍の態度です。原因究明が小さなことですか。いつ、故障を直したのか、再発防止対策は万全なのか、全く不明のままです。

このままでは、市長は原因もわからないまま、何の防止対策も確認しないまま、原子力艦船の入港を容認するつもりだといわなくてはなりません。
市議会、市民に対する重大な背信行為です。

2008年09月27日

またしても米軍住宅用地提供迫る

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この米軍の横暴ぶり、驚き、怒り

原子力防災訓練参加要請を拒否
米原潜ヒューストンの放射能漏れは、「安全神話」を完全に崩壊させました。放射能災害防止訓練に米軍が参加しない根拠も崩れ去りました。安全性、監視体制、防災体制の確立なしの原子力艦の入港は安易に認めないとの佐世保市議会意見書にそって、佐世保市長の訓練参加要請を、米軍基地司令官は拒否しました。

新たな住宅建設用地提供を要求
一方では、新たな米軍住宅建設するために針尾米軍住宅を拡張する計画を明らかにしました。県道、市道、ハウステンボス駐車場の用地提供を求めてきたのです。
米軍のいうがままに九州防衛局長からの佐世保市長あての照会文書(08年9月12日付)によれば、
提供用地は①ハウステンボス駐車場(約3万6000平方メートル)、②市道用地(約3000平方メートル)、③県道用地(約2000平方メートル)
使用目的は、家族住宅及び関連支援施設建設のために。
提供予定時期はは、平成22年度。
などと記載してあります。

これまでも日本政府は針尾住宅地区周辺の土地を次々と米軍に追加提供(92年 23,231m2、99年 26,353m2、03年 29,357m2、06年 23,180m2)し、当初面積の1.5倍に拡張してきました。これに今回の追加提供となれば、当初の2倍に接近することになります。

佐世保市民にとっては、原子力事故、放射能汚染は死活問題です。その要求には背を向け、一方ではこんな厚かましい要求を突きつけてきているのです。この横暴ぶりは何だと言いたいです。情けないのは、この米軍の横暴の片棒担いで、立ち回る日本政府の態度です。
「なぜ、市民のことを聞くことが先ではないか」と米軍に言えないのでしょうか。アメリカ言いなり政治を変えさせることはいよいよ大事な課題になってきました。

2008年09月26日

基地賛成の人も「安心して暮らしたい」

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横須賀にも佐世保にも原子力空母は入港するな
シーフアー駐日米大使は、「今日は日米同盟のなかで歴史的な日」などと語っていました。
25日、原子力事故・放射能汚染を心配する市民の思いを無視して、米原子力空母ジョージワシントンが横須賀に入港しました。

佐世保にとってひとごとではない
米軍は、自らの東アジア重視の世界戦略(横須賀は母港、佐世保は準母港)にそって、国民の安全など度外視で、着々と強行していくことを見せつけました。
佐世保にとってもよそ事ではない、横須賀市民に連帯する抗議行動を行いました。
昼休みを利用して、島の瀬公園に15人の人がかけつけ、「許すな原子力空母の佐世保寄港」という大きな横断幕の前で、街頭宣伝とチラシ配布を行いました。約30分間で用意した500枚のチラシを全部配布しきることができました。

安保賛成反対を問わず、安全が第一、これは共通した要求
「はいってくるなら、きちんとしてもらいたい」と語る女性に代表されるように、原子力事故・放射能汚染は我慢できないという点では、基地賛成反対を問わず、一致した要求であることが確認できた思いでした。

2008年09月18日

米原潜放射能漏れ事故、幕引きは許さない

放射能漏れ事故、幕引きは許さない
市長答弁。

16日、一般質問に立ちました。放射能漏れ事故。市民の安全・安心にとって死活的重大問題です。画期的意見書の立場に市長も確固として立ってもらいたい。そんな思いで市長の姿勢をただしました。
事故の原因究明、事故の再発防止対策の確立が、安全性の確立という市長答弁、また米国の最終報告で安全性が再確認されたとする外務省見解には納得できない、引き続き疑問点をただしていくという答弁も引き出すことができました。大事なことでした。
ただし、米政府解禁文書に対して、知らぬ存ぜぬとする外務省のまったく無責任な態度にはコメントできず、大きな課題を残しました。
今日、日本政府が米原子力艦の安全性を国民に理解を求める上で、最大最良のよりどころとしているファクトシート(設計上からも極めて微量の放射性物質も検知できるし、更なる問題につながることも是正措置が取られる)という記述に対して、「ならばどうして2年間も垂れ流し続けていたことを気付かなかったのか」(山下質問)に対しても、この矛盾は認めた上で、「フアクトシートでは第一次系となっている。今回はどこのバルブかは明示されていない。したがって、この点も問いただしたい」と市長答弁を引き出すことができました。
たくさんの膨張これだけの関心のある問題です。多くの市民の傍聴がありました。傍聴された市民からいただいた傍聴感想メールの転載です。

傍聴感想メール転載
山下 様

一般質問、迫力のある内容でした。
市長は、質問から「アメリカいいなりの日本政府に『忠実』であれば、市民の安全、安心が犠牲にされる」ということを学んだでしょうか。
内心だけでも自覚すれば、進歩があると思います。
「放射能漏れ事故についての、米政府の最終報告に納得していない」 「量の問題ではない、漏れたことが問題」 「原因究明と再発防止が最優先さるべき」 「市議会と同一歩調をとる」 ・・・等の市長発言は、世論の力、意見書の重みと思いました。
市長は、「国策に協力する」と政府への忠実姿勢を示しましたが、揺らぐ姿勢をやっともちこたえたという感じでした。
「外国軍艦は治外法権がある」と市長は弁明しました。「その軍艦が市民に危害を加える危険があるときに、どちらの安全と利益を守る立場に立つのか」が問われることになります。
「密約」問題、市民にもっと知らせたいです。
おつかれさまでした。
( 篠崎 )

2008年09月13日

佐世保基地でもアスベスト被害救済の動き

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基地労働者のアスベスト被害
佐世保でも始まろうとしている

12日、基地労働者アスベスト健康被害学習会が、開かれました。96年に横須賀米軍基地のアスベスト取扱い職場で働いていた人の肺がん死亡率が、通常の3倍にのぼる調査結果を受けて、全駐労神奈川地区本部が、立ち上がった被害救済の運動と到達点が報告されました。
さらに、社団法人神奈川労災職業病センター西田隆重氏が、アスベストとは何かなど、基本的な問題から、どのように石綿じん肺訴訟を起こしていったのか、その勝利判決の意義やはじめて日米地位協定を活用した損害賠償に事実上成功した経緯などのスライドを使っての講演がありました。
神奈川から始まった基地労働者アスベスト被害救済が今では沖縄にも広がり、この佐世保でも取り組んでゆこうという呼びかけがありました。
講演の後、参加者から、「どうしたら認定受けられるのか」「主人は17年前に肺がんで死んだどうやったらいいのか」「認定者が出たとき、支援のための資金がいるのでは」「基地で仕上げ工をしていた。検査入院はできないのか」などなど率直な質疑が交わされました。
おわったあと、主催者の地元全駐労幹部のAさんは、「潜在者・予備軍の方は多いですよ。基地労働者だけでなく、SSKもほかの造船所でも、特に自衛隊関係は多いですよ」とわたしに話してくれました。
米軍(使用者)の不法行為、日本政府(雇用主)の安全配慮義務違反によって、奪われた健康と命、救済されるべきは当然です。その闘いがいまから始まろうという、その瞬間に立ち会えたという感想です。
もう一つの驚きと納得
講演された西田氏が紹介してくれました。空母ミッドウエイーが1986年10月母港化の時、大量のアスベストを不法投棄したとのことです。当時トップ記事だったとのことですが、私は知りませんでした。
その当時、アスベストは禁止されていたそうですが、問題になっていなかった(禁止されていなかった)日本で不法投棄したとのこと。日本の安全のことまったく眼中にない米軍の実態をここでも知らされた思いでした。

2008年09月05日

最終文書にも、外務省安全性再確認発現にも納得せず

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5日、共同記者会見する議長、市長ら。
松尾裕幸市議会議長(自民党)、永山正幸基地対策特別委員長(自民)
朝長則男佐世保市長ら共同記者会見

米原潜ヒューストン放射能漏れ事故について、市議会議長、市長らが9月5日、共同で記者会見しました。
松尾議長ら「最終文書という説明受けたが、まだまだ不十分であり、更なる質問等を行う必要があると思っている。」と述べました。

納得できない外務省の安全性再確認発言
朝長市長は、米軍が最終文書をすぐさま佐世保市に連絡があったのは良かったが、なぜそれでもって、外務省が「安全性が再確認できた」と伝えてきたが、納得できない。

今、米原潜が入港したらどういう態度をとるのか。という記者団の質問に対して
みんなで協議して決める(松尾市議会議長)いろいろな質問に対してどんな回答が返ってくるのか、期限を12月定例議会までに区切って、その時点での判断を行うようにしたい。などと答えました。

朝長市長は、記者団からヒューストンと同型艦についての関係に聞かれたことに対して、「外務省は、ヒューストン固有の問題であり、構造的なものではなく、他艦に影響を及ぼすものではない」と言っていたという説明を行いました。
一方で両者とも「市民の納得できる説明」を強く求めていました。


2008年09月04日

力発揮する佐世保市議会意見書、その波紋

米軍、日本政府動かし、世論形成にも力発揮している佐世保市議会意見書
「安全性確立されていない現状での米原子力艦の入港安易に認めない」との佐世保市議会意見書は、大きな力を発揮しつつあります。
外務省幹部が佐世保にきて謝罪
「市長が上京するとは何ごとか。外務省こそ佐世保にきて謝罪せよ」と迫った市議会。放射能漏れが発覚しても、なんとかなるとタカをくくっているかのような外務省も態度を一変させました。外務省の船越健裕日米地位協定室長が二十九日、米原子力潜水艦の放射能漏れの現状説明などで佐世保市役所と県庁を訪れ、一日の発覚直後の市への連絡遅れについて「初動に不手際があった。米からの情報は遅滞なく伝える」とあらためて謝罪した。
モニタリングポストを補正予算措置してでも設置約束
意見書採択前は、事故発覚前には、市長が上京しても、「設置の必要はない」と強気に構えていた文科省。ここでも意見書採択後には、手のひら返したように「補正予算措置してでも要望通りモニタリングポスト設置を約束しました。
しぶしぶ、原因なるものを米軍が公表
徹底した原因究明と速やかな公表を求めた意見書に対して、しぶしぶながら29日に米軍は最終文書なるものを外務省通じて公表しました。それはとても徹底した原因究明などと言えるものではないが、形だけでも市議会意見書にこたえようというものです。
長崎県議会意見書にも影響
9月3日、長崎県議会もまた「入港拒否意見書」を採択しましたが、その内容も佐世保市議会の内容にほとんど沿ったものになっています。
佐世保市長も市議会意見書を重く受け止める
4日開会した佐世保市議会でも佐世保市長は、わざわざ報告の中で、市議会意見書を重く受け止めるなどと述べざるを得ませんでした。
これからがその真価が問われる佐世保市議会
意見書を背景に、9月1日、2日にかけて政府(外務省、文科省)に6項目要求実現を迫ってきた、松尾裕幸議長は、その状況報告のなかで、「意見書前の政府態度とはがらりと対応がちがった」と述べてくれました。安全・安心のまちづくりという一点での共同の力が米軍も政府も動かしているという確信を持たせるものでした。
「問題はこれからです。議長、モニタリングポストでもう入港よしとなったら、それこそ意見書の力を自ら放り投げるものになりますよ」と投げかけたら、「そうはなりませんよ」との返事。安保や基地に賛成の人も、「ふるさと佐世保は安全・安心でありたい」これは共通の思いです。この一点での共同こそ大事してゆきたいものです。

2008年08月30日

早くも一件落着図る日米両政府

30日、事務所に出てみると市役所基地政策局からFAXが届いていました。発信時刻を見れば29日23時05分となっています。内容は外務省報道発表とこれに対する市長コメントです。
米側は、原因は「閉じられたバルブの1つからの水の染み出し」とし、日本政府は早くもこれでよしとする内容のものです。
かつて、放射能漏れについては、日本政府国会答弁まで圧力を加え、捻じ曲げさせた米国政府です。とてもまともに受け取れる話ではありません。これで、最終報告(米国政府)、そして「これで安全性が再確認された」(日本政府)など、容認できるものはありません。徹底追求しなければなりません。

外務省報道文書
外務省報道発表平成20年8月29日
原子力潜水艦「ヒューストン」の放射能漏洩事案(米側の最終報告通報)

1、米原潜ヒューストン放射能漏れ事案に関し、米側より、日本側の累次の申し入れを受け、本29日午後、在京米大ズムワルド首席公使から、西宮北米局長に対して、途中報告(8月7日)後も継続していた原因究明及び再発防止策等に関して説明があるとともに、現時点で日本側に提供できるすべてのものであり、更なる情報提供を行う予定はないとしつつ、最終報告(インフオメイション・シート)の通報があった。

2、ズムワルド公使の説明および報告の概要をとりまとめれば以下のとおり。
(1) 今回、「ヒューストン」から微量の放射能が放出された可能性があるとされた原因は、閉じられたバルブの一つからの水の染み出しであった。これは、米海軍の厳格な設計基準を上回る少量の染み出しであり、設備の状態に関する極めて詳細な記録を2004年まで遡って検証した結果、2006年6月から2008年7月まで起こっていたとの結論に至ったものである。こうした例は過去50年以上存在しなかった。
(2) 染み出た水に含まれる放射能は、微量の酸化金属(コバルト)によるものであり、その濃度は、海水中に自然に存在する放射能の濃度と同程度である。このような微量の放射能は、人間の健康、海洋生物あるいは環境に対して悪影響は及ぼさない。日本への寄港の際に放出された可能性のある放射能の総量は、一回のX線胸部撮影から受ける放射能の量を下回る。
(3) 米海軍は、「ヒューストン」が再出港する前に、バルブの厳格な性能基準が満たされることを確実にすべく措置を講じている。
(4) 米国政府は、原子力艦の安全に関する従来のコミットメントを厳格に遵守し続けることを再確認し、すべての原子力艦について具体的な措置及び厳格な基準によりこれを維持することを改めて確約する。

3、政府としては、今回の報告により、我が国の平和と安定に重要な役割を果たす米原子力艦の安全性が再確認されたと考えており、引き続き、その安全性確保のため万全を期する考えである。

別添:29日、米側から通報のあった最終報告(インフオメイション・シート)

2008年08月19日

事件事故通報体制の新たな改善措置について

情報の連絡・通報体制の問題すでに、米原子力艦船の安全性に係る情報の連絡・通報体制は整備されている。外務省自身、我が国に寄港した米海軍の原子力軍艦において原子炉に係る事故が発生した場合、昭和三十九年八月二十四日の「外国の港における合衆国原子力軍艦の運航に関する合衆国政府の声明」(以下「昭和三十九年米国声明」という。)や平成九年三月三十一日の在日米軍に係る事件・事故発生時における通報手続に関する日米合同委員会合意に基づき、在日米国大使館が外務省に対し通報することとなっている。また、通報を受けた外務省が関係する地方公共団体を含め国内の関係機関に対し通報する緊急連絡網が整備されている。(平成十八年五月十六日、政府答弁書)と政府は、日本共産党赤嶺政賢衆議院議員の質問主意書への答弁で述べている通りである。
だが今回の実際の米国、日本政府の動きはどうであったろうか。
米国の問題
今回の事故を米国は、7月17日に把握したとなっているが、日本への通報は1週間遅れの8月1日になっている。その遅れの理由として、人体に影響がないことを挙げているがとても容認できるものではない。
外務省の問題
外務省もまた、1日に連絡を受けながら、公表したのは1日遅れの2日になっている。
しかもマスコミ報道が先行した中での連絡ということは、自らのルールすらも無視したもので、絶対に容認できるものではない。

では、日米合同委員会合意(平成9年3月31日)ではどうなっているのか。
(1) 通報すべき事件・事故の明確化
 公共の安全、環境に影響を及ぼすおそれのある事件・事故が発生した場合、直ちに日本側に通報すべき旨を明記するとともに、かかる事件・事故の具体例を列挙した(具体例については、別添1の2.(1)を参照)。


1. 事件・事故発生情報の通報基準
(1) 公共の安全又は環境に影響を及ぼす可能性がある事件・事故が発生した場合の日本政府への通報については、米側は、中央レベルにおいて、これらの事件・事故について、事件・事故発生情報を得た後できる限り速やかに外務省日米安全保障条約課に通報するとともに、現地レベルにおいて、迅速に関係の防衛施設局に通報する。この通報の対象となる事件・事故の例は以下に掲げるとおりであるが、これらに限られない。これらの事件・事故は、事件・事故通報手続に関する特別作業班(AWGON)の付託事項第3項dにおいて示される基準を満たすものでなければならない。
(a) 墜落、投棄、危険物の落下等の航空機に係る事件。
(b) 衝突、沈没、座礁等の艦船に係る事件。
(c) 爆発又は爆発の相当な蓋然性がある弾薬に係る事件。
(d) 米国の施設・区域外への跳弾、日本人又はその財産の被弾等の訓練中の事件。
(e) 危険物、有害物又は放射性物質の誤使用、廃棄、流出又は漏出の結果として実質的な汚染が生ずる相当な蓋然性。
(f) 米国の施設・区域外での飛行場施設以外への米国軍用航空機の着陸。
(g) 米国の施設・区域内における差し迫った若しくは既に発生した危険又は災害であって、日本人又はその財産に実質的な傷害又は損害を与える可能性があるもの。
(h) 日本人又はその財産に実質的な傷害又は損害を与える可能性がある事件・事故。
(i) 米国の施設・区域の中で発生する又は施設・区域に対するテロ行為であって、米軍の人員若しくは施設・区域又は周辺地域社会の安全に影響し又は危険を及ぼすテロ行為の発生。
となっている。

新たな改善措置(08年8月4日、外務省報道文書)のもつ意味と問題点について
このように、今回のケースを事故と認めると、この日米合意に沿った対応が求められる。あるいは、この日米合意そのもののもつ弱点がうきぼりになり、政治問題化することをあらかじめ回避しようという意図があるのではないのか。

アメリカは、放射能物質の漏えいは認めた。合意が示す「通報すべき事故」である。同時にアメリカはその量は微量で、人体・環境・生物に何らの影響を与えるものではないことをさかんに言い立ててている。それは通報基準に掲げている「危険物、有害物又は放射性物質の誤使用、廃棄、流出又は漏出の結果として実質的な汚染が生ずる相当な蓋然性。」を意識したものである。そして「実質的な汚染が生ずる蓋然性」がないから通報義務はなかったのだと主張するのだろう。

だから、今回の件を受けての「新たな改善措置」を取ったのであろう。そのポイントは、従来は、「災害発生が生じたとき、或いは発生の恐れのある時は通報義務がある」としていたものを、「災害発生が生じていなくても、またその恐れがない場合でも、原子力艦船の安全に関する情報は、すべてそのつど自治体に伝える」というもの。
佐世保市当局は、「今回の改善措置について、国とされては、今回の件を受け、いかなる場合であっても通報を行う旨の改善策(08年8月4日、外務省報道文書)を示している。これは、客観的・数量的な判断基準を設けないということである。加えて、事件・事故なのかという政策判断を排除する意味からも、見直しを行った旨聞いている。」(18日、山下質問への答弁)
合意の抜け道をふさぐという点では一歩改善だろう。だがそれは、政府と自治体との関係において新たなルールが確立したにすぎない。肝心のアメリカ政府と日本政府との間に、合意を超えた新たなルールが確認されたわけではない。情報が来なかったら政府が自治体に伝えるべきものは何もないのである。またアメリカが伝えなくともなんらアメリカにルール違反などと責任を問える関係にはなっていない。今回佐世保市に「新たな改善措置」という約束を実効性のあるものするには、日米合意の見直しは避けて通れないものだ。

外務省は今回の放射能漏れ事故を「事故」と考えていない

080819-0.jpg18日の基地特別委員会
外務省は今回の放射能漏れ事故を「事故」と考えていない
18日の基地対策特別委員会で委員外発言を行い、明らかになったこと。

山下千秋市議(委員外発言)
我々は、放射能漏れという重大な事故が明らかになったとして、市長も政府へ申し入れ行う、市議会もこうして今後の対応を議論するなどしている。
しかし、今回の事故を、政府は事故と認識せず、一つの事案という取扱いを行っているのではないのか。
佐世保市当局答弁
国とされては、今回の件を受け、いかなる場合であっても通報を行う旨の改善策(08年8月4日、外務省報道文書)を示している。これは、客観的・数量的な判断基準を設けないということである。加えて、事件・事故なのかという政策判断を排除する意味からも、見直しを行った旨聞いている。

2008年08月15日

驚き、終戦記念日にまたしても米原潜入港

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またしても、米原潜が終戦記念日に佐世保入港
放射能漏れ事故が明らかになった直後の、4日に入港し、11日に出港していった米原潜ラホーヤが、終戦記念日の15日、またしても佐世保港に入港しました。
佐世保原水協、佐世保市平和委員会は、緊急抗議集会を、15日午後一時から前畑岸壁で開きました。山下千秋同原水協理事長は「佐世保では放射能漏れ事故で不安が広がっている中、市長も外務省に申し入れ、市議会も臨時市議会まで開き、対策を考えているさなか、市民の気持ちなど、全く眼中にないといわんばかりの態度だ。」と抗議のあいさつ。また篠崎義彦同平和委員会会長も「自分の兄も戦地で死亡。その墓参りをしてきたところです。今日は終戦記念日という国民にとって特別に戦争への深い思い入れの時の入港は絶対に許せません」と訴えました。集会参加者は、入港してくる原潜ラホーヤに向かって「放射能漏れ許さぬぞ」「核持ち込み許さぬぞ」「ラホーヤの入港反対」のシュプレヒコールをぶつけました。

2008年08月11日

米原潜ヒューストン放射能漏れ事故に対して臨時議会開催の予定

市議会でも意見書採択の動きが始まる
米原潜ヒューストンが放射能漏れ事故を起こしていたことが明らかになった直後、8月4日佐世保港に入港していた米原潜ラホーヤが、11日午前10時02分赤崎岸壁を離れ出港してゆきました。これに対し、日本共産党山下千秋佐世保市議は、午前8時から、市役所前で、出勤する市民、市役所職員らに対し、「安全神話の崩れた米原子力艦船と安心の市民生活は共存できません。一切の原子力艦船入港拒否の世論を広げましょう」と街頭宣伝を行いました。
いっぽう、佐世保市議会での抗議の動きも始まり、15日議運、18日基地対策特別委員会、21日臨時市議会を開き、米原子力潜水艦の冷却水漏えい事故に対する意見書を採択するなどの日程がほぼ決まりました。
この中で、「最大のポイントは、すでに市長が表明した米原潜ヒューストン入港拒否だけでなく、すべての米原子力艦船入港拒否する内容になるようすべきだ」と、日本共産党山下市議は、永山正幸基地対策特別委員長らに申し入れを行いました。永山同委員会委員長は「全会派一致で採択できる意見書案作成のために努力したい」と答えました。

米原潜ヒューストン放射能漏れ事故に対して臨時議会開催の予定

市議会でも意見書採択の動きが始まる
米原潜ヒューストンが放射能漏れ事故を起こしていたことが明らかになった直後、8月4日佐世保港に入港していた米原潜ラホーヤが、11日午前10時02分赤崎岸壁を離れ出港してゆきました。これに対し、日本共産党山下千秋佐世保市議は、午前8時から、市役所前で、出勤する市民、市役所職員らに対し、「安全神話の崩れた米原子力艦船と安心の市民生活は共存できません。一切の原子力艦船入港拒否の世論を広げましょう」と街頭宣伝を行いました。
いっぽう、佐世保市議会での抗議の動きも始まり、15日議運、18日基地対策特別委員会、21日臨時市議会を開き、米原子力潜水艦の冷却水漏えい事故に対する意見書を採択するなどの日程がほぼ決まりました。
この中で、「最大のポイントは、すでに市長が表明した米原潜ヒューストン入港拒否だけでなく、すべての米原子力艦船入港拒否する内容になるようすべきだ」と、日本共産党山下市議は、永山正幸基地対策特別委員長らに申し入れを行いました。永山同委員会委員長は「全会派一致で採択できる意見書案作成のために努力したい」と答えました。

2008年08月09日

長崎県も佐世保市長にひきつづき、ヒューストン入港拒否を表明

8日の日本共産党長崎県委員会(山下満昭委員長)の申し入れに対して、米原潜ヒューストンの佐世保入港拒否の態度を表明。これで、1日の朝長則男佐世保市長の「拒否表明」と同様の対場を取ることになりました。なお、他の原子力艦船については従来の「容認」の態度は変えてはいません。

二ヶ月超えての放射能漏れについての9日付赤旗掲載の私の見解
原子力艦船と安全な市民生活は共存できない
  
2年間もの放射能漏れ事故が放置されていたということは、いかにずさんな安全管理だったのか驚きです。
しかし、これまで頑迷なほどまで「放射能漏れなかった」と言い張ってきた米政府が、ここにきてあっさりと従来の「無謬論」を投げ捨て、放射能漏れの事実を認めるという方針転換に出たのでしょうか。
その意図は、「原子力艦船が放射能漏れはやむをえない。だがそれは微量で人体にも環境にも影響与えるものではなく、少々のことは容認せよ」と新たな原子力艦船受け入れの論理攻勢を始めたと見るべきではないでしょうか。
この既成事実を認めていくことは、どの程度の放射能漏れなら許される、許されないという数値論争に持ち込み、結果として歯止めのきかない原子力艦船の入出港拡大につながるでしょう。それは重大な核被害の危険性をもたらすだけです。
こんな無責任で勝手な論理を認めることはできません。安全神話の崩れた今こそ、「原子力艦船と安全な市民生活は共存できない」、という世論を打ち立て、市民の中に広げきることが求められています。

2008年08月04日

なぜ、今米原潜の入港か。

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放射能漏れ事故が発覚した直後なのに
4日午前、米海軍攻撃型原潜ラ・ホーヤが佐世保港に寄港しました。三日前にラ・ホーヤと同型艦である米原潜ヒューストンが放射能漏れ事故を引き起こしていたことを米政府が認めた直後の入港となりました。
佐世保原水協や平和委員会の代表ら約20人は、午前9時から同市前畑岸壁で、米原潜ラ・ホーヤ入港緊急抗議集会を開きました。
主催者を代表して山下千秋原水協理事長は、「安全神話論が破綻し、市民のなかに不安が広がっている中に、そんな心配などお構いなく入港した米軍、これに追随し、入港を容認する日本政府に対し、抗議の世論を広げよう」と呼びかけました。新婦人代表真如詠子さんは、「今回の漏れは微量だったというが、もれてはならないものがもれたのが今回の事件。核被害の危険にされされているのかと思えばほんとうに怖いです。安心して暮らしたいという市民の願いを踏みにじる米軍とアメリカ言いなりの政治に怒りを覚えます」とあいさつしました。
参加者らは、ゆっくりと入港してくる不気味な様相のラホーヤに対して、「ラホーヤの入港反対」「今後一切の原潜入港ゆるさないぞ」「核持込反対」のシュプレヒコールをぶつけました。

2008年08月03日

崩れた安全神話、原潜寄港拒否せよ

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緊急の申し入れ2日、原潜ヒューストン放射能漏れ事件について、日本共産党長崎県北部地区委員会(石川悟委員長)と山下千秋市議は、佐世保市に対し、緊急の申し入れをおこないました。
石川委員長らは、①今回の事故によって、米原子力艦艇の「安全神話」が崩れたことを意味する。これを根拠に佐世保市は原潜寄港やむなしと容認してきたが、その根拠が崩れた以上、原子力艦艇寄港を拒否せよ。②早く情報を受け取りながら、自治体からの問い合わせではじめて連絡をしてきた外務省に強く抗議せよ。
と申し入れました。これに対し、末武健志副市長は、連絡が遅れたことに対し、外務省北米局長が佐世保市長に対し、情報提供が遅れたことに謝罪があったことを紹介しました。
さらに市長は8月中旬に外務省にあらためて政府要請すること、事故をヒューストンについては入港を拒否する。しかし、ほかの原潜については従来の態度をとるなどと回答しました。かつて事故は一度もなかったとしているこれまでの日米共同文書についても見直しを求めることも検討すると約束しました。

2008年08月02日

米原潜ヒューストンの放射能漏れ事故

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佐世保市長の記者会見

米原潜ヒューストン放射能漏れ事故について、朝長則男佐世保市長は2日午後1時30分から記者会見をおこないました。
同市長が明らかにしたこと。
いつ知ったのか。外務省からの連絡について

知ったのは佐世保市基地政策局から午前9時ごろ。外務省から午前11時ごろ、北米局長から連絡を受けた。
連絡の内容について
事実関係と、情報の共有という点では、米国と日本というだけでなく、政府と自治体という点でも同じではないか。連絡が遅れているのではといったら、北米局長は、「まことに申し訳なかった」との謝罪があった。遅れた理由として外務省は「事実確認していた」とこたえた。

改めて抗議するのか
すぐにでも要請したいが、日程の都合上、8月上旬上京し、申し入れをおこないたい。抗議ではなく要請という性格になるだろう。

事故に対する認識について外務省は、人体に影響を与えるものではないといっている。佐世保に入港した時の放射能測定値も通常のものだった。

などを明らかにしました。

市長コメントについて
連絡が遅れたことについての外務省への指摘や、再度の申し入れなどは当然のことです。
ただし、自らの寄港容認の前提になっていた、「放射能漏れ事故」発生についての、言及がなかったこと。
外務省の連絡遅れについても指摘にとどまり、抗議できない態度は情けない。
いずれにしても、今までの入港容認の前提になっていた「安全神話」が崩れた以上、根本的方針の転換が求められるにもかかわらず、その雰囲気すらも伺えないものでした。

2008年05月15日

佐世保米軍私有車両の車庫証明提出問題

米軍優遇を改めよ
日本共産党井上哲士議員は、4月22日の参院外交防衛委員会で、保管場所が基地内であっても車庫証明を出さないのは違法だと指摘し、米軍優遇を続ける政府の姿勢を批判していました。
国土交通省が提出した資料で判明したもの
沖縄県で米軍関係者が一月からの三カ月間に登録した私有車両三千三十九台のなかで、車庫証明を提出したのが、わずか四台だったこと。同資料によると、米軍横田基地を抱える東京都で登録された車両は四百九十二台、米軍岩国基地を抱える山口県で百五十四台ですが、いずれも、米軍関係者は車庫証明を一切提出していないことが分かりました。

佐世保米軍基地ではどうだったのか
山下千秋市議は、この赤旗報道を知り、それでは佐世保米軍基地はどうなっているのだろうと、井上哲士事務所に資料送付してもらいました。
米兵私有車両(Yナンバー)は2237台も登録されているのに、車庫証明提出はわずかに161台、7%にすぎません。
車庫法は、違法駐車の一掃を目的に、自動車の保有者に車庫証明の提出を義務付けています。
ところが米側は、車庫証明を全く出さず、違法状態が続いていました。

4年間も協議すらも休眠 
日米両政府は2004年7月の日米合同委員会では、車庫が基地外にある場合には車庫証明の提出で合意。車庫が基地内にある場合の取り扱いについては二週間に一度、特別分科委員会を開催し、集中的な議論を行うとしていました。
したがって井上氏が、5月13日の委員会でその後の協議状況をただしたのに対し西宮局長は「(特別分科委員会は)平成十六年(〇四年)八月三十一日が最後」で「米側との意見の隔たりがあり、日米間で合意するには至っていない」と答弁しました。
驚きです。なんと卑屈な日本政府
合意しているのに協議もしない。なんと卑屈な日本政府なのでしょうか。車庫証明にもお金が必要です。毎年の自動車税も義務です。今、多くの人に税納付通知書が届き日本人は頭が痛いのに、米兵には車庫証明も見逃し、自動車税も特例措置で破格の優遇措置です。こんな不公平は基地撤去で解消したいものです。


2008年04月25日

基地外の米軍専用住宅、賃貸住宅提携プログラムにそって

事実上の米軍基地拡張
基地外に民間業者が建造したマンションに米軍専用住宅が次々に

24日の参院外交委員会で、日本共産党の井上哲士議員が、在日米軍基地の外に米兵が居住するための米軍専用マンションの建設が進んでいる実態を示し、「事実上の基地拡張だ」と指摘しました。
佐世保市赤崎町には「この建物は米軍専用住宅です。関係者以外無断で立ち入らないでください」との看板が掲げられており、まるで米軍施設そのものです。
2003年在日米海軍は、基地外の民間住宅を米兵に提供する「賃貸住宅提供プログラム」(RPP)をたちあげました。これをうけて2004年4月には佐世保商工会議所内で上記写真のような説明会を開き、ここには約100名ぐらいの業者などが集まり、計画が現在着々と進行しています。
現在、確認できたのは、赤崎町に4箇所、大潟町、野中町、のそれぞれに1箇所、計6箇所です。そのうち1箇所の建造者は佐世保市内のある私学経営者です。理事に事情を聞くと「本業の私学経営は生徒が減ってまともにやってゆけない。経営を支えるために米軍住宅提供プログラムに参加したという提案が理事会であった」ということです。
貧困な文教政策とアメリカ言いなり政治の象徴的出来事です。
イラクでもっとも非人間的所業をおこなっている米兵支援のために、日本の子どもたちを教育する高校が手を貸すことに言い知れぬ思いに駆られます。
歴史的快挙、思いやり予算協定を参院が否決
1978年に「あくまで暫定的」にということで持ち込まれた思いやり予算が30年になろうとしています。参院のひとつの院とはいえ、この特別協定が否決された意義は大きいものです。廃止のために「佐世保の実態」を告発しつつ、米軍言いなり政治やめ世の声を広げてゆきたいものです。

2008年02月01日

道路特定財源、暫定税率が大問題のさなか

道路特定財源、揮発油税、ガソリン税の暫定税率問題が国政でも重大な課題になっています。
こうしたなか、米軍優先のためにこんな形で、道路特定財源が使われているのか、今、一部マスコミ(週刊写真詩、テレビ特集などでもとり上げられはじめています。
その発端となった、2006年6月23日付けで発信した私のホームページの記事です。
2006年6月23日(金)

米軍将校住宅の宅地造成が進行しています。これは一体なんだという声が市民の間で起こりつつあります。それもそのはずです。巨大な城壁みたいなものが立ち上がりました。佐世保市内でも有数の交通量の多い通称SSKバイパスの脇に位置します。そこはかつて米軍の旧EMクラブ(ダンスホールなど米軍の福利厚生施設)跡地だったところですが、日本側に返還されて、前佐世保市長が地域住民に地区集会所などを建設することなどを約束していたところです。ところが、西九州高規格道路のインターチェンジが現米軍将校住宅一部に重なるためにその移転のために、同地が再び米軍に再提供されたのです。
将校住宅 11戸建設するのに総工事費20億円です。一戸あたり1億8100万円、ざっと2億円。
在日米軍再編でグアム移転費用 3兆円が大問題になっています。そこでの一戸あたりの建設費が8000万円ということを赤旗は報道し、世間を驚かせました。佐世保の米軍将校住宅建設費用はその比でもありません。ひどいものです

写真は当時ホームページに掲載した写真です。同時にジャーナリスト横田一さんが私などの取材をもとにして発信した今日(2008年2月1日号)と前週号の発信記事の一部です。

2008年01月26日

テロ給油再開やめよ

25日、佐世保海自基地から、補給艦「おうみ」がインド洋に向けテロ給油再開のために出港していきました。佐世保原水協、平和委員会、長崎県労連、などの代表約40人が前畑岸壁で抗議集会を行いました。日本共産党長崎県委員会山下満昭委員長が集会参加者に連帯のあいさつをおこなうなど、新婦人、平和委員会、県労連代表の人らが次々と怒りの発言がありました。
山下千秋原水協理事長は主催者を代表し、以下のあいさつを行いました。
主催者報告の要旨
テロと闘うというが
テロと闘う国際的責任を果たすためにというが、この6年間のテロ報復戦争が示す実態は、いっそうテロを拡散し、軍事力では解決できないことが明白になった。アフガンのカルザイ政権ですらタリバンを含む武装勢力との和解と交渉の道をのぞんでいる。同盟国のイギリス、オーストラリアの首脳らも、「力でねじ伏せるやり方は限界」だとして軍事一辺倒の方針転換を訴えるまでになっている。こうした国際的流れに逆行して、アメリカ言いなりに戦争支援の給油活動再開は、アメリカとともに日本が国際的に孤立を深める誤り。9条を持つ日本こそ、アメリカに「戦争止めよ」というべきだ。
佐世保が海外派兵の実行拠点
佐世保は、01年11月海外派兵の突破口の役割を担った。
今回の再開の突破口も佐世保海自がになった。
また、この6年間63隻の海自艦船がインド洋に派遣されたがその36%は佐世保海自からで文字通り海外派兵の中心的役割を押し付けられてきたという事実を直視しよう。
国益、国民生活守るためというが
20日、佐世保を訪れ「おうみ」乗組員に訓示した石波防衛大臣は「国益、国民生活守る大事な活動」などと述べた。実際はアフガン・イラクの人々の殺傷と悲劇を拡大するためにアメリカに給油するというもの。国民生活守るというなら、原油高騰で苦しんでいる国民にこそ給油すべき。アメリカ言いなりの政治やめよの世論はこの佐世保から広げていこう。

2008年01月21日

テロ給油再開はまたしても海自佐世保基地から

インド洋派遣再開、またも佐世保基地から
せっかく国民世論の力で、インド洋展開の自衛隊部隊を引き戻したのに、自公政権が新テロ特措法を強行成立させたために、テロ給油活動が再開されることになりました。
2001年最初にインド洋派遣の突破口の役割を担ったのは、佐世保基地の3隻(補給艦1、護衛艦2)でした。その後6年間の艦船派遣の4割は佐世保基地が受け持つなど、自衛隊の海外派兵の中心的役割を果たし続けてきました。
今度の再開にあたっても、いの一番に佐世保基地の最新・最大の補給艦「おうみ」が出て行くことになりました。
石破防衛大臣が虚飾まみれた訓示
20日、石破防衛大臣は、わざわざ佐世保を来訪。派遣される「おうみ」(13500トン)、後藤大輔艦長ら約140人乗り組み員に「国民生活を守る、国益を守る、そして国際社会における日本責任を果たすもの」などと訓示を述べたといいます。
「アフガンやイラクの人々の命を奪い、いっそうの苦難を押し付け、日本国民のかけがえのない血税を無駄にすることになる」と真実を語れない防衛大臣。ほんとうは害悪だらけの活動に赴かなくてはならない自衛隊員も虚飾に満ちた彼の訓示だけがよりどころになるというのでは、なんとも救いがたいといわなくてはなりません。
給油転用しない、そんな約束はできないと米軍が拒否
この日、石破大臣は、「文書で確認する形をつくった」などとも述べたそうです。しかし、一方の新聞報道では、米軍は給油の転用しないなどという約束を文書で交わすことなどしないと拒否したというではありませんか。早くもごまかしの一端がほころび始めています。

2008年01月19日

原子力空母エンタープライズ佐世保寄港40年目にあたって

エンタープライズ佐世保寄港40年目にあたって
40年前の1968年月19日、米海軍原子力空母エンタープライズが佐世保に入港しました。全国の世論をまっぷたつに分ける大論争と闘いがこの佐世保を中心に起こりました。
いったい、エンタープライズ佐世保寄港がもたらしたものは何だったのでしょうか。
当時アメリカによるベトナム侵略戦争が激化していました。日本そのものをベトナム侵略に深く加担させるものでした。
いわずと知れた核兵器搭載空母でもありました。被爆国、しかも被爆県に核兵器を持ち込んでいいのかどうか鋭く問われました。
ベトナム侵略戦争反対、日本への核持込許すな、アメリカへの従属的軍事同盟強化を許すなという大きな日本国民の声を無視して、日米両政府は佐世保への寄港を強行しました。

その後の世界と日本の動向はどうなったでしょうか。核兵器廃絶を願う運動にどのような事態をもたらしたでしょうか。アメリカ言いなり政治はいったいどうなっていったでしょうか。
強大な軍事力と全力を投入した侵略戦争にアメリカは敗北しました。この教訓から日本政府は何一つ学ぶことなく、むしろアメリカの教訓、それは同盟国日本の侵略戦争参加がなかったからという言い分、それが旧ガイドライン、日米共同作戦強化に付き従っていきました。それがアメリカと一緒に闘える軍備を備える。一緒に闘える軍事技術を磨く。日米共同訓練の積み重ねです。さらに一緒に闘える法的根拠のでっち上げを進めてきました。
どうでしょうか。今日テロ特措法でインド洋まで、イラク特措法でイラクまで自衛隊が海外派兵を行うまでになりました。

核兵器廃絶の課題はどうでしょう。日本は原子力空母を寄港させ、40年目の今年にはその原子力空母の横須賀母港、佐世保の準母港化に踏み切ろうとしているではありませんか。自らは核兵器保有しないまでもアメリカの核兵器によって自国の安全を守ろうとしながら、どうして世界に向かって核兵器を廃絶せよ、などと道理も大義もない主張を展開してゆくことができるでしょうか。この点でも核兵器廃絶を世界中が求めていく中で、日本はこの分野でも孤立の道に踏み込んでしまったのです。

アメリカ言いなりの政治がどんなに経済と国民生活をゆがめてきたことでしょう。農産物輸入自由化によって、食料自給率は40%をきるなど、日本農業と農村社会を壊滅させてきました。

日本の政治、外交、経済のゆがみの根源にある日安保条約廃棄の闘いの重要さをともに考える機会になりました。
午前中、石川悟地区委員長とともに市内を宣伝カーで呼びかけながらまた、数箇所ではまとまった演説を行いました。

2008年01月09日

軍事利権を解明せよ

軍需企業による政界工作の一端が、昨日の秋山参考人質疑
防衛関連の社団法人「日米平和・文化交流協会」(東京都千代田区)の秋山直紀常務理事に対する参考人招致が八日、参院外交防衛委員会で行われました。軍需専門商社「山田洋行」からの資金提供が指摘され、前防衛事務次官守屋武昌容疑者(63)からは証人喚問で久間章生元防衛相との宴席の仲介役と名指しされました。安全保障議員協議会の事務局長も務め、軍需関連の企業や防衛族議員らと親密な関係を持ち、いわば「防衛利権の接点」に位置する人物で、秋山氏は、久間章生元防衛相、石破茂防衛相ら複数の政治家と軍需企業の施設などで接待を受けたとのべ、軍需企業による政界工作の一端が明らかになりました。
その山田洋行が佐世保に約4000坪の土地を取得
なぜ、防衛・軍需を専門とする山田洋行が佐世保に土地を求めたのか。

取得時期が針尾移転方針と符合
針尾移転を「私案」として提案したのが、久間氏でした。それを突破口に市長も議会もその流れを促進してきました。98年提案。99年から調査費がつきはじめた。そして2000年に山田洋行が「今の物件」を取得したのです。
前畑・針尾統合をめぐる膨大な「予算」が動きそうなことは明白。この軍事利権に久間氏が深くかかわっているのではと疑惑の目が注がれています。この取材がほんとうに激しくなっています。

2007年02月22日

原子力空母レーガン佐世保寄港拒否せよ、佐世保市に申し入れ

原子力空母レーガン佐世保寄港拒否せよ、佐世保市に申し入れ
空母二隻態勢そのもの
21日、佐世保原水協、佐世保市平和委員会の代表4人が、佐世保市に対し、24日入港予定の米海軍原子力空母レーガン佐世保寄港を拒否するように申し入れを行いました。山下千秋原水協理事長は、1、東アジアに新たな軍事的緊張をもたらす。2、巨大な核攻撃能力を持つ同艦船の寄港は、核持込になる。3、原子力空母の安全性の科学的根拠はどこにも無く、むしろいくつもの事故を起こしながら、熱い軍事機密でその実体が隠されているだけで、市民の安全性をおびやかすものだ。4、西太平洋空母二隻態勢方針のもとで、佐世保の空母準母港化という基地強化につながる。などと問題点を挙げ、入港反対を政府に求めるよう迫りました。
これに対し、西野賢治佐世保市助役は、「1、入港は安保条約と地位協定にもとづくもので、市として拒否はできない。2、安全性については、放射能測定など監視体制をしっかりととる。」とこたえるにとどまりました。
【申し入れ文書】
原子力空母「ロナルド・レーガン」佐世保寄港反対の申し入れ
原水爆禁止佐世保協議会理事長山下千秋
佐世保市平和委員会会長篠崎義彦

米海軍最新鋭の原子力空母「ロナルド・レーガン」が、今月24日に佐世保に寄港しようとしています。神奈川県横須賀米海軍基地に配備されている空母キテイホークが向こう4ヶ月間修理に入るため、その代役として西太平洋に展開させるためといわれています。いずれにしても、西太平洋地域における米軍の即応体制を維持し、あらゆる情勢に短期間で対応できるための措置です。日本政府は、朝鮮有事を想定した軍事対処計画作りに着手しています。これまた軍事対応に備えるものです。
一方では6カ国協議など話し合いによる北朝鮮核問題等の解決の努力が行われています。一連のこうした日米両政府の軍事的対応は、平和的解決をめざす国際的努力に水を差す逆流だといわなくてはなりません。
東アジアに新たな緊張をもたらす最新鋭原子力空母佐世保寄港を許すべきではありません。
また、最新鋭原子力空母レーガンの日本寄港そのものが初めてです。初の原潜入港、初の原子力空母寄港、初のトマホーク戦艦寄港など、日米軍事同盟を新たな段階に引き上げていくうえで、佐世保は常にその突破口の役割りをになわされてきました。今回もまた、同様の役割りです。
わたしたち被爆県民は、核兵器廃絶を心から願っています。非核三原則の厳守を強く求めています。ところが、現実には、原子力空母の準母港化ともいえるような危険な佐世保にさせられようとしていることを許すことはできません。     佐世保市長が原子力空母準母港化も、今回の佐世保入港にも強く抗議して、日米両政府に対し、反対の意思を表明されるよう要請いたします。

要請事項
1、原子力空母ロナルドレーガン佐世保寄港反対の態度を表明し、日本政府に申しいれをされること。
1、 非核三原則厳守を確認されること。


佐世保市長 光武 顕 様


2007年01月21日

LCAC (水陸両用型揚陸艇)駐機場に格納庫建設

LCAC (水陸両用型揚陸艇)駐機場に格納庫建設
今月中に完成予定

崎辺地区に置かれている米海軍LCAC駐機場に格納庫が整備、今月中にも完成する見込むです。同駐機場は収容機能の格段にひきあげ、本格的な駐機場施設が横瀬に約150億円もの「思いやり予算」を投入して2012年までに完成させ、移転させる予定です。
 同基地によれば、この仮設格納庫は全長24.7メートル、幅13.1メートルのLCAC1隻が収容できるとされています。これまでLCACの格納庫はなく、整備作業は屋外で行っていましたが、悪天候や夜間でも作業ができるよう証明設備を設置し、24時間態勢でLCACの維持整備が可能となります。
ただ、あくまで仮設用の簡易的な構造になっており、格納庫内でのエンジンテストなどの運用訓練はできないと説明されています。建設費は約2700万円で米国予算で支出されるとなっています。

2007年01月15日

戦車重量にも耐えられるように

ご親切な防衛省。全額補助で市道改良工事。

現在、市道椎木・大潟町線の改良工事が行われています。陸自ゲート前にある敷島橋の橋脚を「耐震補強工事」を行っています。二つの橋と県道までの約400メートルの道路復員の拡張なども行いますが。総額9億円全額国が補助金出しての工事です。名目は耐震補強ということになっています。実際は、これから頻々に使用することにこれらの橋が、戦車重量にも耐えられるものに備えるということでしょう。自衛隊が使用する道路や橋脚だからということですが、額面どおりなら、他の市道、県道など耐震基準増強のために全て国のお金で改良してくれるのでしょうか。
戦争する国づくりの基盤づくりの一つに相違ありません。

工事の概況
05年、06年の債務負担行為で、1億4866万5000円で敷島橋耐震補強工事が行われる。
工期は06年2月16日から07年3月29日まで。
市道拡幅工事も含めての総工事費は9億9050万円。

2007年01月04日

新年早々から基地増強の動き

新年早々から基地増強の動き
新年早々から、米軍基地の動きは激しい。昨年末に入港していたミサイル追尾艦船など2隻が出港していきました。4日には、LCAC3隻 が佐世保港外までの往復航行訓練を実施しました。基地司令官近くに聳え立っていた通信アンテナの工事が行われていました。その内容と目的はつかめていません。この工事期間中の通信はどのように補完しているのでしょうか。米軍将校住宅建設も今年中の完成と米軍への引渡しをめざし、今日も着々とすすめられていました。

2006年12月21日

政府原案、佐世保基地関係ほぼ概算要求100%回答

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政府原案、佐世保基地関係ほぼ概算要求100%回答

米軍基地関係予算60億、ほぼ満額回答、財務省原案
9月1日、佐世保市で開かれた「佐世保問題現地連絡協議会」(福岡防衛施設局、長崎県、佐世保市、海自佐世保総監部で構成)で福岡防衛施設局は07年度予算の概算要求として3つの「すみ分け」事業に約64億を要求していることを報告していました。内訳は次のとおり。
佐世保港の新岸壁建設費  約35億1200万円
LCAC新駐機場整備費  約28億4500万円
針尾島弾薬集積所の調査費 約   3800万円

12月20日明らかにされた、07年度政府予算の財務省原案では、新岸壁建設費33億4100万円、LCAC 新駐機場整備費26億9700万円、針尾島弾薬集積所の調査費3800万円が内示されました。概算要求額は63億9500万円、内示額が60億7600万円となり、ほぼ満額回答といえます。

 なお、針尾弾薬庫の近代化では、前畑弾薬庫のトンネル式と同等の機能を持つ施設建設を新たに検討するため、初めて針尾弾薬庫敷地内の十カ所を深さ百メートル程度ボーリングする計画とされていました。8月にも福岡防衛施設局が基本構想を示すと見られていましたが、「策定にはなお相当の時間が必要」と見送られました。佐世保市長は施設局に対し、08年度予算の概算要求前の来年6,7月ごろまでに基本構想を示し、地元説明会を開くよう要望しています。
その後、先月長崎新聞が、MD整備所構想の報道を行い、即座に久間防衛長官がこれを打ち消すという新たな動きがあっただけに、住民の平和に直結する重大なことだけに情報はすみやかに公表されるべきです。

2006年12月18日

補給艦「おうみ」が第三ドックで修理

SSKの海自艦船修理が最近増加している
補給艦「おおみ」が第三ドックに入渠し、なにやら修理工事をうけています。第三ドックを使っての海自艦船の修理は極めて珍しいものです。それは大型艦船の修理自体がSSKにとっては久しぶりということになります。第三ドックについては10年前の当時の強襲揚陸艦ベローウッドの修理問題で、米海軍とSSKとの全面対決した舞台になったところです。
定期修理のために、米軍は、第三ドック使用協定をもちだし、約半年間の同ドックの明け渡しを迫ったものです。たしかに協定では、米軍が使用通告を1週間前に行えば、無期限、無償で同ドックを優先しようできるようになっています。
SSKにとってみると、修繕船のほとんどをこのドックを使用して売り上げやっている生命線ともいえる生産設備です。半年間も使用できない経営上の打撃は、致命的になります。しかも、30年前の古証文を持ち出しての米軍の横暴に我慢できるはずがありません。その抵抗に、結局は当時の政府が約18億円で石播から「浮きドック」をかりあげて佐世保で修理するという決着を見せました。
しかし、その古証文は、今も改定されていません。いつ息を吹き返すのかわかりません。

最近のSSKは海自、米軍の艦船修理に力を入れています。同会社の説明では、平成16年度で修繕売り上げが約35億、その6割から8割が海自艦船といいます。平成17年度は約50億円、その6割から8割が海自艦船といいます。

日米共同の軍事一体化がすすむ中で、SSKもまたこの路線に沿いながら経営を行っていくということになるのでしょうか。

SSKが公表している最近の修理海自艦船の実績 
平成3~17年度(契約ベース)
年度 定期検査 年次検査
平成3年度
護衛艦「ちくご」
「輸送艇1号」 護衛艦「いわせ」
輸送艦「もとぶ」
補給艦「はまな」 他3隻
平成4年度
護衛艦「みくま」 護衛艦「しまゆき」
護衛艦「いわせ」
護衛艦「おおよど」 他9隻
平成5年度
護衛艦「やまぎり」 護衛艦「せとゆき」
護衛艦「さわぎり」
護衛艦「たしろ」 他7隻
平成6年度
護衛艦「いわせ」
護衛艦「おおよど」 護衛艦「あさぎり」
護衛艦「とね」
特務艦「おうみ」 他4隻
平成7年度 護衛艦「しまゆき」 護衛艦「あさぎり」
補給艦「はまな」
特務艦「むづき」 他8隻
平成8年度 護衛艦「とね」
「輸送艇1号」 護衛艦「おおよど」
掃海艇「にいじま」
護衛艦「やまぎり」 他4隻
平成9年度 護衛艦「おおよど」
護衛艦「さわぎり」
護衛艦「しまゆき」 他7隻
平成10年度
護衛艦「やまぎり」 護衛艦「によど」
護衛艦「さわぎり」
護衛艦「ひこしま」 他7隻
平成11年度 護衛艦「おおよど」 護衛艦「あさぎり」
護衛艦「とね」
「輸送艇1号」
平成12年度 護衛艦「あさゆき」 護衛艦「はるゆき」
護衛艦「あさぎり」
護衛艦「とね」 他2隻
平成13年度 護衛艦「とね」
「輸送艇1号」 護衛艦「おおよど」
特務艦「にのしま」
護衛艦「いそゆき」 他2隻
平成14年度 護衛艦「はるゆき」
護衛艦「やまぎり」
護衛艦「せんだい」
護衛艦「いそゆき」
平成15年度 護衛艦「はるゆき」
護衛艦「いそゆき」 護衛艦「あさゆき」
掃海艇「もろしま」
護衛艦「とね」
護衛艦「おおよど」
護衛艦「せんだい」
掃海艇「とよしま」
平成16年度
護衛艦「おおよど」
護衛艦「せんだい」 掃海艇「もろしま」
護衛艦「あさゆき」
護衛艦「さわぎり」
護衛艦「うくしま」
護衛艦「とね」
多用途支援艦「あまくさ」
平成17年度
護衛艦「あさゆき」
護衛艦「さわぎり」 護衛艦「いそゆき」
護衛艦「はるゆき」
掃海艇「ゆりしま」
護衛艦「ゆうだち」
掃海艇「うくしま」
多用途支援艦「あまくさ」
護衛艦「とね」


2006年12月11日

針尾ミサイル整備計画報道打ち消す記者会見

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針尾ミサイル整備計画報道打ち消す記者会見

真相はどうなのか
久間防衛庁長官が、針尾SM-3日米共同整備所計画報道(長崎新聞12月5日付け一面)を即座に否定する記者会見を開いていました。
針尾SM-3日米共同整備所計画報道は、大きな衝撃を与えました。しかし、久間防衛庁長官は、その日のうちに記者会見行い、上記写真(記者会見メモ)のように、報道内容を打ち消しました。
主な久間コメント
「あれはちょっとミスリードではないか」
「SM-3ミサイルの日米共同整備所というのはうがった見方」
「米側が考えていることは、別のことを考えているかもしれないが、私の知らないところで米側だけで考えて何もいってこないことがあるのかどうかしら内が、今回の記事のようなことはない」
「別のことは、米側は考えているかもしれませんが、私はSM-3ミサイルについては、やるなら弾薬庫周辺ではないと思う。」

ならば、知っている情報を公開せよ
注目したいのは、SM-3整備所計画はないと強調しながら、「米側は別のことを考えているかもしれない」ということが何箇所かでてきます。単なる針尾弾薬庫整備計画だけではなさそうです。住民生活に重大な影響をもたらすものです。一番情報を持つ当事者です。さらにもともと8月中には「針尾構想」を発表するといっていたものです。報道記事を打ち消すだけでなく、「実際はどうなんだ」という情報を公開すべきではありませんか。

2006年12月06日

やはり、米軍・自衛隊の軍事的一体化構想

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針尾への前畑弾薬庫移転集約構想は、単なる弾薬庫機能の強化にとどまらないといい続けてきましたが、日米MD施設が計画されていたとは驚きです。
また、当初新針尾弾薬庫構想は、今年8月ごろには公表されるとしていたものが遅れると変更になっていたことも気になっていました。

私は、日本がMD構想に組み込まれ、しかも海からの迎撃ミサイル(SM3)装着のイージス艦を3隻も佐世保に配備することは、佐世保がいよいよ深く日米軍事一体化の中心的役割りをになうことになるだろうと指摘してきました。
すでに神奈川・横須賀米海軍基地のイージス艦にはSM3装備されています。佐世保に迎撃ミサイル(SM3)の点検、整備を行う日米共同施設の構想は、自衛隊基地、施設までも米軍との一体的使用をうちだした「米軍再編」と呼応した動きそのものといわなくてはなりません。

これからあきらかにされる針尾弾薬庫建設構想は、もはや針尾米軍基地施設強化計画だとネイミングも再考する必要があるでしょう。沖合い埋め立て、そこにはMDミサイル整備施設、空母も接岸できる岸壁築造などの危険な姿が浮かび上がってくるのではないでしょうか。

2006年12月01日

陸自が米軍基地を警護

テロ想定し日米が警護出動訓練、国会では海外派兵本来任務に、庁を省に格上げ「防衛省」法案を可決。 いよいよ米軍を守る自衛隊の本性がみえてきた
写真は米軍基地正面ゲート横に配置された陸自通信施設車両

 陸上自衛隊がテロ発生時などに在日米軍施設を警備する「警護出動」の日米合同訓練が30日、五日間の日程で佐世保市平瀬町の米海軍佐世保基地で始まりました。
この日、国会衆院本会議では、自衛隊の海外派兵を本来任務にし、防衛庁の防衛省に格上げする「防衛省」法案が、自民・公明・民主・国民新などの各党の賛成多数で可決しました。自衛隊をいよいよ「米軍戦争支援隊」にしようとしています。この訓練はさらに米軍戦争支援にとどまらず米軍基地警護までおこなうことにまで実際に踏み込もうというのです。
米海軍佐世保基地での自衛隊の警護出動訓練は、2004年に2回ほど長崎県など北部九州四県を管轄する陸自第四師団(福岡県春日市)が、単独で実施したことがありました。今回の米海軍との合同訓練は初めてとなります。
 陸自第4師団指揮下の第16普通科連隊と第四施設大隊(共に大村市)から計約310人、車両約70台、米側からは基地警備部などの約300人が参加しているといいます。同師団によると、訓練は主に基地内の三つの貯油所で実施、不審者が侵入したとの想定で監視や警戒の役割分担を確認するとのことです。訓練は警備上の理由で非公開となっています。
 12月1日付け長崎新聞はこの合同訓練について「初日、同基地司令部前であった開始式でティルマン・ペイン同基地司令官が「(陸自との)相互運用能力のレベルアップが期待できる」、河井繁樹同連隊長は「今後の米海軍との連携強化を図る第一歩。警護出動の実効性を高め、信頼、友好関係を深める絶好の機会」とそれぞれ述べた。」と報道しています。
 警護出動は〇一年、米中枢同時テロに伴う自衛隊法改正で新設され、首相が県知事の意見を聴取した上で、自衛隊に米軍施設の警備を命じることが可能となりました。今回の訓練ではこの手続きまで訓練として行ったのでしょうか。

2006年11月23日

米原潜放射能事故を想定した防災訓練


■佐世保市が原潜事故想定し防災訓練 関係機関が連携確認

 佐世保市は22日、米海軍の原潜が赤崎岸壁に停泊中、市内の放射線監視装置が平常値を大幅に上回る数値を示したとの想定した原子力防災訓練を実施しました。この訓練には、国からは、外務省、文部科学省が参加し、また海上自衛隊、陸上自衛隊、海上保安部、県、県警など23機関と、佐世保市赤崎地区の住民ら計約300人が参加しました。今回新たに訓練に盛り込まれた「図上シミュレーション」では、県警、消防、自衛隊などが住民の避難誘導、交通整理などの活動状況について本部に報告、本部は地図上で配置を確認し、活動の全体像をリアルタイムで把握するというものになりました。

今回も米海軍は訓練に不参加
今回も米海軍に参加しませんでしたが、今回は佐世保市が米軍への参加要請をしておりません。その理由として佐世保市は、「神奈川県横須賀市が同様の訓練への参加を米海軍に求め、外務省を交えて協議を進めており、動向を見守る」と説明しています。しかし光武市長は「米海軍が参加しなければ訓練の目的は果たせない。協議を見守り、今後の対応を考えたい」という考えです。
市民からも「事故を通報すべき米軍の不参加は納得できない」と、次回からの参加を求める声があがっています。

山下千秋市議の談話
米軍原子力艦艇の放射能事故は今までも起こったし、米軍の「事故は起こりえない。したがって訓練は不要」とする態度は理不尽なものです。
自治体が、米軍のこの立場に組せず、「事故は起こりうる。それに備え、被害を最小限にしたい」として訓練を行うことは大切なことです。
しかし、放射能事故から、この程度の避難や救済措置で住民の安全を確保できるとは思えません。最大最高の住民安全対策は、事故を起こし深刻な事態をもたらす米原子力艦艇の佐世保入港をきっぱりと拒否することです。
 

2006年11月12日

海外派兵6年目に突入

12日、テロ特措法にもとづいて、佐世保海自基地から護衛艦「まきなみ」が出港していきました。これに抗議する集会が前畑岸壁で開かれました。

06年11月12日、海外派兵抗議集会あいさつ

呉基地のさざなみ、舞鶴基地のましゅうにかわって、佐世保基地のまきなみ、呉基地のとわだがインド洋に出港することになります。
自民・公明政権は、10月月末に、期限切れになるテロ特措法をまたも一年延長しました。
03年、05年に続いて三度目の延長です。
どんなに異常なものか、考えてもらいたいと思います。
テロ報復戦争が始まったときにインド洋派遣が始まりました。湾岸戦争のとき約9000億円の金の支援はやったものの、アメリカから「ショウザフラッグ」と批判されて、自衛隊派遣を何とか試みようとしました。そのための法的根拠として、テロ特措法をつくりました。しかし、成立したのは01年11月9日でした。その時には、この佐世保を出港していました。出港していくときの法的根拠はなんだったのか。
当時の中谷防衛庁長官は、2隻の護衛艦と1隻の補給艦のインド洋派遣は、防衛庁設置法に基づく「調査・研究」のためと説明しました。それは、同法第5条(防衛庁の所掌事務)中の第18号を指すという。同項は、「(18)所掌事務の遂行に必要な調査及び研究を行うこと」。
第5条は、生まれたばかりの防衛庁が何をするのかを定めており、その中に第18号があるのですが、そこにも海上自衛隊の艦船を「調査・研究」のために使うとは明記していないのです。まして領海外の海外で「調査・研究」を行うことを正当化する文言はないのです。
ところが中谷長官は、この第5条の第18号を“根拠”として、戦闘中の米軍艦船が集結しているインド洋に、旭日旗を掲げた艦隊を派遣したのです。これはもう、拡大解釈などという言葉でも言い尽くせぬ恣意的な法律の乱用ではないでしょうか。

それから5年間、すでに6年目に突入しましたが、ずっとインド洋で活動中です。
燃料提供、04年からヘリ燃料、水の供給も行うようになりました。689回、約46万キロリットル、総額約200億円。海自艦船数55隻。隊員のべ約一万人。

アメリカ、カナダ、フランスなど11カ国の艦船に提供しているが、アフガン戦争そのものに参加している国は減りました。需要は大きく減っているのにです。
アメリカはといえば、さきの中間選挙できびしいイラク戦争にアメリカ国民からの審判が下りました。テロ報復でテロがなくなったか、イラク戦争でテロがなくなったのか。全く逆効果でしかなかったことが、みんなの共通した認識になろうとしています。

必要もないのに、出かけていく。内外の世論にも逆行してまで行く。
この事実から何が見えてくるでしょうか。
海外派兵続けていくこと自体が彼らにとって重要なのだということです。
今度の国会で、自衛隊法改正ねらっています。自衛隊の本来任務、今までは「専守防衛」これからは、海外派兵こそ「本来任務」への格上げです。これを強力に推し進めるために、防衛庁から「防衛省」への格上げです。さらに、海外派兵恒久化法制定です。まさにねらっていることは「海外で戦争できる国づくり」そのものです。

こうした中で、佐世保が果たしている役割りは重大です。
海外派兵の突破口の役割りがになわされました。
その後の中心的役割りをになっています。今まで述べ55回ですが、内訳見ますと佐世保21回、呉が16回、横須賀が11回、舞鶴6回、大湊が1回となっているように、佐世保がだんとつの回数にみられるとおりです。
さらに、空母キテイホークが佐世保に入り出港していきました。今何をやっているのか佐世保海自護衛艦などと90隻もの艦艇使った、史上最大規模の「日米合同軍事演習」を激しくやっています。
このように国会では、海外で戦争できる国づくりのための法的整備が進められていますが、実行現場のところでは、これらに先行して、「いつでもアメリカとともに世界で戦争できる準備」がすすめられているのです。
この実態を草の根から広く告発して、憲法九条守る世論をひろげていく運動を強めていきましょう。

「まきなみ」がインド洋派遣

テロ特措法をまたも延長

 自民・公明政権は、テロ特措法をさらに一年延長しました。二〇〇一年十月に二年間の時限立法で成立した同法は〇三年、〇五年につづいて三度目の延長です。インド洋での海上自衛隊艦船による米艦船などへの燃料補給は六年目を迎え、派兵が長期化しています。
 防衛庁によると、九月二十二日現在で燃料提供は六百七十八回、約四十五万キロリットル。〇四年末からヘリ用燃料と給水も行っており、総額は合計約二百億円に達しています。また、海自艦船のべ五十一隻、隊員のべ約一万人を派兵しています。

佐世保から「まきなみ」を

 今回、またしても佐世保海自基地からは護衛艦「まきなみ」を派遣しようとしています。先だっては、米海軍空母キテイホーク攻撃群が佐世保を出港し、現在佐世保海自艦艇などとともに、激しい軍事演習を行っているさなかです。
これらの現実は、佐世保が日米共同の作戦基地になっていること。自衛隊の海外派兵の拠点になっていること。たいへん危険な戦争の基地になっていることを示しています。戦争によってテロはなくなるどころか、逆効果であったことが、アフガン戦争でも、イラク戦争でも明らかになりました。アメリカ国民も先の中間選挙でブッシュ戦争政策にきびしい審判を下しました。
なぜ、日本が全く必要のないインド洋海外派兵を続けなくてはならないのでしょうか。

既成事実のうえで派兵恒久化法成立を

 政府の狙いは明瞭です。01年テロ戦争以来、この5年間自衛隊の海外派兵を続けています。この既成事実の上で「海外派兵恒久化法」を成立させようということにほかなりません。こうして戦争する国づくりへの新たな段階を迎えようというのでしょう。抗議の声をあげようではありませんか。

2006年11月11日

赤嶺質問に対する政府回答について

赤嶺政賢衆議院議員が提出していた、前畑弾薬庫内倉庫火災事故についての質問主意書に対する政府回答が、赤嶺事務所から届きました。
質問と政府回答をまとめました。

米海軍佐世保基地の弾薬補給所(前畑弾薬庫)で発生した火災の対応措置に関する質問主意書
 10月21日の夕刻、米海軍佐世保基地の弾薬補給所内の木工作業所で火災が発生し、鎮火まで四時間半にわたり燃え続けた。同作業所は、弾薬保管庫群とは500メ-トルの距離にあり、しかも弾薬庫周辺は住宅地域が密集し、最も近い住宅は七十メ-トルしか離れていない。幸いにして延焼、爆発はなかったものの、火災の状況如何によっては大惨事になりかねない事故である。

 佐世保市消防局は、火災発生と同時に米側に対して、消防隊を待機するとともに、消化支援を申し入れたところ、米側は「必要がない」として、自力による消火を続けたとのことである。この米軍当局の姿勢は、住民の生命と安全を軽視するものであり、極めて重大である。

 佐世保市は、2004年7月28日、米原潜ラホ-ヤ火災事故についても、米側からの通報はなく、正式な連絡が8時間後にあったとして、米軍当局に厳重な抗議をしているが、こうした教訓が全く生かされていない。

 地方自治体をはじめ基地周辺の住民から批判と不安の声があがっている。

 政府は、火災原因とその全容、米軍の消防活動等の事実経緯を明らかにするとともに、今後の日米間の通報体制、消防活動の相互協力などの対応策を速やかに検討するように米側と協議すべきである。

 従って、以下の事項について質問する。

一、火災の原因と米軍当局の消火活動等の対応措置について

1、火災はいつどのような状況下で発生したのか、火災原因を含めて火災の全容を明らかにされたい。
2、米軍当局は、21日16時08分に出火を覚知したと述べているが、約300メ-トル離れた対岸で目撃していた住民らは、14時30分頃には白煙が上がっているのを見たと証言している。14時30分頃には出火していたというのが事実ではないのか。

【回答】おたずねの火災は、長崎県佐世保市前畑町に所在する佐世保弾薬補給所内に設置された木造一部鉄骨造一部二階建ての木工場(延べ面積約800平方メートル)一棟が全焼したもので、出火時刻及び出火原因については確認されていないと承知している。

3、火災が発生してから鎮火まで四時間半もかかったのは何故か。
【回答】
佐世保市長がアメリカ合衆国(以下「合衆国」という。)軍隊の当局から説明を受けたところによると、火災現場である木工場の天井が崩落するおそれがあり内部に進入することができなかったこと等が、消火に時間を要した理由であると承知している。

4、米軍当局は、佐世保市長と米国海軍佐世保基地司令官との間で締結されている「消防相互援助協定」に基づき、佐世保市消防局に対して援助要請、火災通報をしなかったのはいかなる理由によるのか。
5、佐世保市消防局が、同「消防相互援助協定」に基づいて、数次にわたって消火活動の支援を申し入れたのに、米側は「必要ない」として断った理由は何か。
6、佐世保市消防局の消防活動の支援申し入れに対して米軍当局は、「延焼はない」と断ったというが、炎上中であるにもかかわらず、米側が、「延焼はない」との判断をした理由と根拠は何か。
【回答】
佐世保市長が合衆国軍隊の当局から説明を受けたところによると、火災現場である木工場は弾薬庫への影響を与えない孤立した場所に設置されていること等が、合衆国軍隊の当局が延焼はないと判断し佐世保市消防局に対し援助要請等をおこなわなかった理由である承知している。

7、全焼した木工作業所と直近の弾薬庫の距離は約60メ-トルであるとのことであるが事実か、その弾薬庫はトンネル式弾薬庫のことか。
【回答】
全焼した木工場と直近の弾薬庫との距離は、小山を隔てて、約80メートルであり、この弾薬庫の構造は、れんが造平屋建てである。

8、木工作業所の近くには航空機用の爆弾を加工する作業施設が存在するという指摘があるが事実か。この施設は、爆弾の加工・組み立てを行う作業場なのか明らかにされたい。
【回答】
お尋ねについては、合衆国軍隊の運用の詳細にかかわる問題であり、承知していない。

9、佐世保市消防局が「消防相互援助協定」に基づく消火活動ができなかったのは、佐世保弾薬補給所が米軍の管理下にあり、同協定第1条「援助要請」の規定に示されているように、基地周辺住民の生命と安全に関わる火災という重大事故であっても日本側の消防支援については、米側の判断に委ねられており許可がなければ、所要の消防活動ができないことになっているからだと思われるが、何故そのような規定振りになるのか。
10、米軍基地内の火災等については、日本の消防機関が速やかに消防・調査活動ができるように「消防相互援助協定」について見直すように米側と協議すべきある。政府の見解を伺いたい。
【政府】
日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第6条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定(昭和35年条約第7号)第三条1により、合衆国側は、その施設・区域内において、それらの設定、運営、警護及び管理のため必要なすべての措置を執ることができることとされていることから、合衆国側がその使用を許された施設・区域内においては、消防機関は、合衆国側のかかる管理権を侵害する形で、消防法(昭和23年法律第186号)に基づく活動をおこなうことはできない。
合衆国軍隊の各施設・区域と消防機関は、このことを前提とした上で、必要に応じ、相互の出動要請方法、立入調査等に関する取決めを作成してきているものと認識している。

11、沖縄に関する特別行動委員会(SACO)の下で、日米地位協定の運用改善の一環として、日米合同委員会において「在日米軍に関わる事件・事故通報体制の整備」(平成9年3月31日)について合意がなされ、そして「在日米軍に係る事件・事故発生時における通報手続き」が策定されている。今回の火災で、米側がこの手続きに従って、外務省等の日本側関係当局に通報しなかった理由は何か。
【回答】
ご指摘の火災については、平成9年3月31日の在日米軍に係る事件・事故発生時における通報手続きに関する日米合同委員会合意に基づき、合衆国側よりわが国の当局に対して通報が行われている。

二、日米地位協定第三条一項と消防法の関係について

1、日米地位協定第三条一項と消防法はどのような関係にあるのか、改めて伺いたい。
【回答】1の9及び1の10についての回答と同じ。
2、日本の消防機関と米軍との間で「相互消防援助協定」が締結されている施設を明らかにされたい。
【回答】
関係する情報を統一的に取りまとめた既存の資料等が存在せず、また、これについて新たに調査を行うこととする場合、調査の実施及び結果の取りまとめに要する作業が膨大なものとなるため、お答えすることは困難である。

 

2006年11月09日

軍事一体化そのものの光景

空母キテイホーク攻撃群と海自が出港していく
軍事一体化そのものの光景

9日、空母キテイホークが出港します。その抗議のために野崎に向かいます。キテイホークが錨をあげるのが午前10時と聞いています。9時30分には一隻目の海自護衛艦が、約10分遅れて2番艦が出て行きます。続いて、第二護衛隊群旗艦「くらま」が静かに出て行きます。さらに随伴艦である米海軍最新鋭イージス艦「シャイロー」がつづきます。
そして、空母キテイホークが、腹いっぱいに航空機燃料も弾薬も水も食糧も補給し、しばしの休養をおこなった乗り組み員、パイロットたちを乗せ、佐世保港を出て行きます。
これから、鹿児島港を6日出港した随伴艦「ハルゼー」や博多港へ寄港した「フイッツジエラルド」などと合流するのでしょう。
これから2週間、日本海での合同軍事演習で、さらに軍事的一体化をすすめることになります。
今日11月9日は、5年前の2001年11月9日、わが国初のインド洋派遣を強行した日でもありました。目の前の光景は、今年4月「ブッシュ・小泉会談」で宣言した「世界の中の日米同盟」の実行拠点にさせられている佐世保の現実でした。
いつもの場所でおこなっている社民系の集会は長崎からの参加もあり数十人、わたしたちは6人だけでしたが、あきらめることなく声をあげ続けていくことが、かならず実ることに希望をもちつづけがんばっていく決意です。

2006年11月07日

基地司令官発言に佐世保市消防局長が「おかしい」と異論

6日、佐世保市議会基地対策特別委員会(市岡博道委員長=自民)は、前畑弾薬庫敷地内火災問題等で当局からの報告を受けました。
委員からは、米海軍が火災をひきおこしたこと、さらに、佐世保市消防隊の消火応援申し出をことわったこと、火災原因、出火時刻などが特定されていない調査結果に強い批判の声があがりました。
テイルマン・ペイン基地司令官が、「(火災現場が)海と傾斜地に挟まれていて、進入できる消防車両が限られる」したがって、出動要請を断ったと発言していることに対して、佐世保市井上惇消防局長は「現場を調べた限り(消火活動できるスペースはあり)車両の混乱はなかったはず。なぜ司令官がそのように話したのか理解できない」と異論を唱え、注目されました。

2006年11月06日

空母キテイホークが佐世保に入港

 6日、佐世保港に米海軍空母キテイホークが2隻の随伴艦を引き連れて入港しました。米軍は北朝鮮問題とは無関係だと公表しましたが、佐世保寄港後、日本海で日本の海上自衛隊との軍事演習をおこなう予定です。
佐世保原水協、平和委員会が、同市野崎町で抗議集会を開き、入港してくるキテイホークに向かって、「空母キテイホーク佐世保寄港反対」「核持込許さぬぞ」「空母の準母港化反対」などと抗議のシュプレヒコールをあげました。
山下千秋原水協理事長は、集会で主催者を代表し、二つの問題があると以下のようなあいさつを行いました。

平和的解決に逆行するもの
北朝鮮の核実験や弾道ミサイル発射など絶対に許せるものではありません。しかし、その解決は武力行使ではなく、国際社会がこぞって、平和的・外交的努力をおこなって解決すべきです。せっかく国連安保決議に見られるような努力に水を差すような軍事的行動はすべきではありません。

 
佐世保の空母準母港化につながる
米海軍空母の佐世保寄港は、今年5月の原子力空母リンカーンに引き続いて二回目になります。空母が一年のうちに二度も寄港することは異常なことです。この背景には、アメリカは十一隻保有する空母のうち六隻まで太平洋に展開させ、そのために佐世保を空母の準母港にしようという危険な計画があります。このほかに米軍に新しい岸壁や、強襲上陸用舟艇基地をつくってやったり、新しい弾薬庫までつくってやるという計画が実行されようとしています。もう、未来永劫に世界の人々を苦しめる戦争の基地を、わたしたちのふるさと佐世保に押し付けようというのです。もうこれ以上の基地増強を許さない市民の声をあげようではありませんか。

2006年11月03日

空母キテイホークの米軍リリース、またも一歩踏み込む

佐世保市基地対策室より、米軍リリースの内容が2日夕刻紹介がありました。
以下その内容です。

・横須賀に前方配備されている「キテイホーク」「シャイロー」「ステザム」の3隻が、近い将来佐世保に入港する。
・今回は業務上の入港で、水平は通常の作業をおこなう。ただし、休暇もしくは特別上陸許可をとる者は除く。
・安全上の理由から、入港の日時を含む艦の行動については話せない。
・今回の入港は数ヶ月前から計画されていたもので、最近の事件に対応するものではない。

それぞれのコメントこめられている内容は興味深いものがあります。同時に無視できない新たな米軍の対応が出ています。

2006年11月02日

米海軍キテイホーク佐世保寄港反対の申し入れ


空母キテイホーク佐世保寄港反対の申し入れ

まだ公式発表はありませんが、新聞報道や外人バー関係者の話では、今月7日に米海軍空母キテイホークが長崎県佐世保港に寄港するといわれています。
佐世保原水協(山下千秋理事長)、佐世保市平和委員会(篠崎義彦会長)の代表3人が、2日、佐世保市長に対し、反対の申し入れをおこないました。代表らは、「北朝鮮の核兵器開発計画は平和的な外交努力で解決されるべきもので、キテイホークを佐世保にいれ、日本海に展開し、自衛隊との共同軍事演習計画は、すでに北朝鮮の6カ国協議への復帰が伝えられるなかで、平和的解決に逆行しかねないおそれがあるということ」。また、「佐世保への空母寄港は今年二回目となり、米海軍が計画しているといわれる佐世保の準母港化につながる動きだ。」という二つの問題を指摘しました。同時に、米兵の事件犯罪から市民の安全を守るための万全の努力をおこなうよう求めました。
これに対し、対応した西野賢治助役は、「安保条約と地位協定のもとづくもので国策に協力する立場だ。事件犯罪防止については、関係機関とも連携し努力する」とこたえました。

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2006年10月23日

弾薬庫火災についての申し入れ

23日、佐世保市に対し、前畑弾薬庫敷地内火災についての申し入れをおこないました。申し入れ文書は次のとおりです。
前畑弾薬庫敷地内火災についての申し入れ

2006年10月23日 日本共産党長崎県北部地区委員会 委員長 石川 悟
日本共産党佐世保市委員会 委員長 山下千秋
21日、前畑弾薬庫敷地内の木工資材倉庫を全焼する火災が発生しました。
今回の火災は、佐世保市民にとって、一歩間違えば大惨事にいたる危険が日常的に存在していることを示すものでした。
また、弾薬庫敷地内で火災が発生するという重大な事態のもとでの米軍がおこなった態度は佐世保市民の安全や不安を全くかえりみないものでした。それは米軍の治外法権的特権が日本の主権や国民の安全をないがしろにするというものでもあったこともうきぼりにしました。まず、第一に米軍は火災発生連絡すらも日本側関係機関にしませんでした。第二に、出動した佐世保市消防車を基地内に入れることを拒絶しました。そのうえに10回にも及ぶ「消防相互支援協定」にもとづく協力申し入れに対しても、事実ともちがって、炎上中にもかかわらず「鎮圧状態」などといって拒否しました。これらは、住民の生命や安全よりも軍事秘密を優先させたものとして、きびしく批判されなくてはなりません。
火災現場近くには、航空機用の爆弾の加工工場があったことも報道されています。弾薬庫の実態がまったく日本側に知らされていないことも重大です。市当局は、再発防止のために、調査結果の公表を求めていますが、第一に、現場検証などは、米軍任せにするのでなく、消防局、警察など日本側機関が日本国内法にもとづいて参加することを要求すべきです。市民の安全を確保するうえで最小限の自治体業務の執行が地位協定の壁に阻まれている実態を明らかにし、その見直しを政府に求めるものです。

要請事項
1、 原因究明のために、日本側機関も立ち会うことを米軍に要求すること。
2、 調査結果について、すみやかな情報提供を求めること。
3、 事故発生の場合の対処について、「地方自治体が施設・区域内への立ち入りを希望した場合には、米軍は速やかに応じなければならない旨を明記する」よう地位協定見直しを政府に要求すること。
4、 国内法に照らし、通常の消防・安全管理体制がチェックできるよう地位協定の見直しを政府に要求し、また、消防相互支援協定の見直しをおこなうこと。
5、 前畑弾薬庫は即時撤去・返還を要求すること。

佐世保市長 光武 顕  様

参加したのは、ふちせ栄子参院選挙区候補、内田武志党県平和基地対策責任者の三人。なかなかの成果のあった申し入れになりました。
原因究明には、すでに佐世保市は米軍に対しもうし入れ、昨日からさっそく実地検分に入っていることを紹介した。佐世保市と米軍との消防協定見直しも、わたしたちの申し入れ以前、昨日(22日)に米軍に対し要求していました。これからは具体的に米軍との協議に入ることを同席していた佐世保市山口俊一消防局長が明らかにしてくれました。地位協定見直しについても、「すでに県とともに政府に要請しているところだが、今回の申し入れの主旨の内容も含めるかどうか検討したい」(西野賢治助役)と回答しました。
こうした一連の市役所の態度は、住民の安全を守るという点では、自治体との大きな共同の可能性があることを示しています。米軍と住民の安全性が両立できない以上、住民と自治体の共同と、米軍言いなり政治との矛盾と対立は深まらざるを得ないことを確信させる今回のもうしいれでした。